電撃の新文芸<br> Unnamed Memory -after the end-I

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電撃の新文芸
Unnamed Memory -after the end-I

  • ISBN:9784049138702

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内容説明

歴史を改竄する呪具エルテリアを破壊したオスカーとティナーシャ。書き換えられた歴史が全て元に戻された世界で再び出会い、恋に落ちた二人だが、彼らは残された九つの呪具を破壊するという使命が与えられ――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
オスカーとティナーシャが呪具エルテリアを破壊したことにより終わった歴史の書き換え。世界の理から逸脱した二人に残された九つの呪具を全て破壊する使命が託されれる新章第一弾。戴冠から二十数年後、子供たちに後事を託して旅に出た二人が遭遇する記憶を再現する小匣の存在、そして殺戮を繰り返す狂い刃。彼らでもどうにもならないことがあることを突きつけるその後の展開は、ああなるのも無理ないなと思いましたけど、そこで新たな人生が始まるのではなくて、これはどこまでも二人の物語なんですね…なかなか過酷な状況ですけど続巻も期待です。2022/02/15

わたー

18
★★★★★歴史を改竄する呪具エテルリアを破壊した代償に、残る9つの呪具の破壊者としての使命を帯びたオスカーとティナーシャ。これは二人が歩んだ戦いの一端を記録した物語。WEB既読組から、本編が終わってからが本番だと言われていたことを、ようやく真の意味で理解できたと思う。最愛の人と何度も何度も死に別れ、その度に関係値がリセットされた状態で出会う。言ってしまえば、あれだけ爪痕を刻み込まれたAct2の序盤と大差ない状態が繰り返されるとか、いずれ自己を取り戻すとはいえキッツい。2022/02/17

kitten

11
図書館本。UMの続編、なんか、最後でぐちゃぐちゃになった気がするけど、こうしてまとめられるとかえってスッキリするな。とはいえ、あの事件のあと「こうして二人は幸せに暮らしました」とはならないのがこの作者さんの恐ろしいところで。オスカーとティナーシャの掛け合いはそのままだし、後半のラジェのところも楽しいし、モーラウがものすごくいいキャラしてる。そして、この話は終わらない、と。評価、星4.平和ではないけれど、この二人の日常はこうだよね、という感じ。2022/05/08

日坂愛衣

10
今回はいわゆるのターニングポイント。かつての王と魔女の物語は幕を閉じる、そして新たな将軍と魔法使いの物語が始まる。色んな死亡や悲しみを乗り越える、そして新たな絆を創り上げる、本当にあの二人が何度でも運命に別れる、何度でも自分の力で再び出会う、本当にしょうがない二人。これから彼らの新たな冒険を注目したい2022/02/22

しおり

6
「そして王と魔女は幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし…」御伽噺話のその後のお話。終わりのない戦いであろうと二人なら大丈夫……と思いきや💦Web版既読ですが、大量加筆でよりティナーシャの心情の変化が理解できて大満足でした!不老であっても不死ではない。蘇るとしてもいつどこに生まれるか分からない。まだ旅は始まったばかりなのにティナーシャのメンタルが心配。ショタに直球求婚しすぎだし、安易に砦壊そうとし過ぎだし過激になってる💦 今回のNo.1パワーワードは『自動追尾型毒キノコ』でした🤣2022/02/20

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