内容説明
オスカーの呪いを解いたティナーシャは、自国に戻り魔法大国の女王として即位する。別々の道を行き始めた二人の決意とは――。そして、呪いの元凶たる「沈黙の魔女」がついに二人の前に現れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
55
いや〜今回も面白過ぎですよ。 ティナーシャの想いがオスカーに届いてたんだと思うと感激です。 その後、トゥルダールに関する苗床事件やファルサスが巻き込まれたセザルとの戦争。全てではないけれど、様々な出来事が裏で繋がっているという構成は読んでて飽きないうえに、困難を乗り越える度に2人の仲がどんどん近づいているのが実感できるのもいいですね。そしてオスカーに呪いをかけた「沈黙の魔女」の正体などの怒涛の伏線回収に鳥肌が止まらない。その一方で、本格的に動き出したヴァルトの狙いは…。続きも楽しみです!2025/04/26
よっち
45
オスカーの呪いを解いて魔法大国・トゥルダールの女王として即位したティナーシャ。そして呪いの元凶たる『沈黙の魔女』がついに二人の前に現れ、オスカーにかけられた呪いの真実が明らかになる第五弾。王としての立場を忘れない前途多難な二人の即位後の展開にはおおっ!ってなりましたけど、とはいえあの二人があっさり幸せになれるはずもなく、次々と襲い掛かる災厄に立ち向かう怒涛の展開を乗り越えて、ともにあろうとする二人の最凶カップルっぷりが際立っていましたね(苦笑)いろんな意味で規格外な二人がどんな結末を迎えるのか続巻に期待。2020/06/15
わたー
24
★★★★★これまで巻を重ねる度に感情を揺さぶられ続けた本シリーズも5巻目。本編を語る前にこれだけは言わせてほしい。表紙がエモすぎる。穏やかな表情のオスカーと、彼に体を預けて眠るティナーシャ。これまでの道程を考えると、それはまさに奇跡と言っていいほどの一幕で、当然、私の心を撃ち抜いた。ACT1の彼女を彷彿とさせる黒猫の置物も実にいい。続いて口絵。ACT2の彼の口から出たとは思えない台詞が添えられていたので、ティラノ先生いい加減にしろよダマサレナイゾと思ったのだが…まさか…まさか…最初からクライマックスとは…2020/06/18
しぇん
23
完結まで後一巻。沈黙の魔女も遂に登場と母親の謎も明かされて、物語の謎は大分減ってきた感じですね。上位魔族との揉め事が後半のメインでしたが、あんなのが十二人もいたとは驚きでした。最後はヴァルトとの決着ですかね。でも、小物すぎてラスボスとも思えませんが2023/12/28
kitten
21
図書館本。ティナーシャがトゥルダールで女王として即位する。それに対するオスカーのプロポーズと、ティナーシャの反応が面白い。また、そこが挿絵になってるのが素晴らしいと思った。元々のオスカーの呪いが何だったのかという謎も解け、最後に残ったのは時を遡る魔術具の謎。束の間の幸せな時間らしいけど、戦いにつぐ戦いでティナーシャはかなり疲弊。あと一巻で終わるのかあ。評価、星3。最後まで読みたい。コミカライズも始まるらしいけど、act1の最後で阿鼻叫喚にならんか?w2020/10/01
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