内容説明
奉行から月也に「深川飯を食べろ」との奇妙な指令が。沙耶と二人でご当地を探っていると盗賊と会うことに……好評書下ろし時代小説!
文政八年、月也が沙耶を小者にしたばかりの頃、奉行の筒井から奇妙な指令を受ける。沙耶を連れて一番美味しい「深川飯」を探せというのだ。月也は早速沙耶に事情を話し、ご当地の深川に二人で繰り出すことにする。こういう訳のわからぬ指令が出るということは、きっと「訳あり事件」に違いない。沙耶は月也と深川飯を食べ歩くと同時に、音吉や牡丹に協力を要請する。そして、庶民に盗んだ金の一部を与える「義賊」の情報を得、また木づくり職人の治郎吉という男を紹介してもらい、足を洗おうとしている盗賊であることがわかる。おかしな指令が少しずつ結びついていく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
95
元々ライトな時代小説だったけど、一層ライトになった気がします。あと、もう少し月也とのからみが読みたい。2022/07/19
kei302
63
10巻揃ったあとの、うれしい特別編! 時系列が少し戻ります。今回、沙耶は牡丹と行動を共にすることが多くて、読みやすかった。ということは、月也が私の読む手を阻んでいる? そうかも…。 大泥棒も月也にかかれば「いい奴らだなあ」、さすが月也。でも、大手柄です。2022/02/18
nemuro
55
近年、10冊近くの本を同時並行的に読んでいる。以前は図書館本など自宅用と持ち歩き用の文庫本、せいぜい2、3冊だった。今や、自宅用(単行本2、3冊)と文庫本7、8冊をピックアップしていっぺんに読み進めている。その時々の気分に応じて選べる利点もあれば、なかなか各々の作品に集中できない欠点もあって、愉しい。自宅時間が増える中、できるだけ多くの本にスポットを当てたい気持ちからのスタイル。いずれにせよ読了数に変化はなく月に10冊とちょっと。さて、渋滞解消を目論みつつ投入した本書。期待に違わずサクサクと読了である。2022/05/05
ゆずぽん
26
筒井奉行から一番おいしい深川飯を探せとの命を受けた月也と沙耶。ここに隠された本当の目的は・・・特別編です。月也さんは最初と最後に出てきて、真ん中は沙耶さんが大活躍。まぁいつものことですけれどね(笑)沙耶の事が好きでいろいろ手伝ってくれる女衆(牡丹もね)、本当にかっこよくて素敵な人たちだなぁって毎巻言っているような・・(笑)2022/03/02
みかんめろん
21
再読。次郎吉はあまりいいやつって印象はなかったけど大悪人って印象もなく、その辺の文章の匙加減が上手だと思いました。結末はギャンブル依存症に近いものを感じました。2024/02/04
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