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内容説明
胸を打つ感動のヒューマンドラマ最新巻。余命わずかな母が気にかける男性。それは父ではなく、母が嫁ぐ際一緒に連れて来た使用人だった。複雑な思いを抱えながら母のため男性の肖像画を依頼する娘は……。長編3部作「月を追う人」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
37
死者を思う人はそれで満足だろうが、その人を慕う者には耐えられない辛さだろう。それでも惚れたんだから・・。祖父が女らしくない私の結婚に関して「絶対2度目の男には嫁にやってくれるな」と。生き別れと死に別れどちらも重いものを背負った男には、自由奔放に育った私には無理だってことだったのでしょう。過去の呪縛・・英二郎もやっと過去と向き合う事ができたのではないでしょうか。サイン入りの「晩秋”いち屋”前」素敵な絵ですねぇ。それもいずれ戦火に・・歌なら残るけど・・って前の巻で言ってたけど。ほんと人って懲りないねぇ2022/12/26
ネムコ
23
菅沼氏がやっと恋人の真実と向かい合う覚悟を決めた。頼まれた誰かの肖像ではなく、自分の絵を物したのは大きな一歩だろう。これで彼が兵隊に取られたりしたら嫌だなぁ。良いラストを見せてくれると信じて見守ってゆきます。2021/10/28
へへろ~本舗
8
一歩また一歩と大戦へ近づいていく世情。英二郎って何歳なんだろう?徴兵されないといいな。男中さんの話良かった。2021/10/22
森 絢女
2
少しずつ終幕に向かって行ってるのだなぁ2022/03/15
Tea Chayama
2
読み切りだったはずの話がどんどんつながりを持ち始めてきている。幸子の絵を描くことができたら終わりなんだろうなあ。2021/10/21