内容説明
福澤諭吉、自らを語る。
「一身にして二生」を生きた痛快な人生行路を、臨場感あふれる筆致で描き出した自伝文学の最高傑作『福翁自伝』。著述・翻訳活動に込められた思いを自ら綴った『福澤全集緒言』。近代日本を導いた福澤が、次世代に託した「遺言」ともいえる最晩年の2著作を収録。
目次
福翁自伝
幼少の時
長崎遊学
大阪修業
緒方の塾風
大阪を去て江戸に行く
始めて亜米利加に渡る
欧羅巴各国に行く
攘夷論
再度米国行
王政維新
暗殺の心配
雑 記
一身一家経済の由来
品行家風
老余の半生
福澤全集緒言
唐人往来
華英通語
西洋事情
雷銃操法
西洋旅案内
窮理図解
洋兵明鑑
議事院談
世界国尽
学問のすゝめ
学問のすゝめの評
童蒙教草
かたわ娘
改暦弁
帳合之法
会議弁
明治七年六月七日集会の演説
文明論之概略
民間経済録
分権論以下
解 説 松崎欣一