丁丑公論 瘠我慢の説

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丁丑公論 瘠我慢の説

  • ISBN:9784766408850

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内容説明

西郷隆盛を擁護し、抵抗の精神を称揚した『丁丑公論』(ていちゅうこうろん)、勝海舟、榎本武楊を批判し、武士の意気地を説いた『瘠我慢の説』、皇室の社会的役割を論じた『帝室論』『尊王論』など、16著作を収録。
「伝統的なるもの」との関わりのなかで、一国独立のために、日本人の根本精神を説いた必読の一冊。

目次

旧藩情

明治十年 丁丑公論

西南戦争と西郷隆盛
(西南戦争の利害損失を論ず)
(西郷隆盛の処分に関する中津士族建白書)
南洲西郷隆盛翁銅像石碑建設主意
漫言 西郷どんの帰来怖くない
維新第一の勲功

瘠我慢の説

附 福澤先生の手簡
勝安芳氏の答書
榎本武揚氏の答書
瘠我慢の説に対する評論に就て 石河幹明
福澤先生を憶う 木村芥舟


帝室論

尊王論

華族と貴族
華族を武辺に導くの説
華族と士族
華族の教育
貴族院に重きを成さしむる勿れ
貴族の弊害
貴族院議員の本分

解説 坂本多加雄

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rion

0
「帝室論」「尊王論」福沢も天皇に関しては文化、学問保持者であり、そもそも政治に関わらない存在として取り扱っている。むしろ学問が軽んぜられている風潮にあるので、学問奨励する存在として期待している点が面白い。国会開設は始めはうまくいかないだろうから、精神安定としての天皇が必要という主張も面白い。福沢も天皇を政治を超越したものとして取り扱っていることがわかった。2016/03/04

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