内容説明
大好評シリーズ、待望の電子化再開!
戦前・戦中に刊行された書籍の実に7000冊以上が、戦後GHQの命令で焚書された。
その封印された書籍を紹介し、日本人はなにを考え、戦争へと向かっていったのか、その根本にある戦前の思考を探る好評シリーズ第8弾。
“あのとき日米戦争はもう始まっていた!”
“アメリカは19世紀初頭から覇権意志をもっていた”
「大東亜戦争調査会」叢書は、戦争を煽り立てることなく、当時の代表的知性がきわめて緻密かつ冷静に、
日本人は世界をどう見ていたか、アメリカとの戦争をどう考えていたか分析している。
しかし、この本は戦後、真っ先にGHQの命令で没収された!
戦後、日本人の歴史観から消し去られた真実を掘り起こす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコ虎
5
「米英の東亜制覇政策」を丁寧に読み進めていくが、その冷静的確な情勢分析及び米国の世界制覇の意図を抉り出す筆致を読めば、GHQがこの著作を焚書したことは十分理解出来る。つまり米国が表では理想主義を唄いながら、裏は帝国主義的野望を遂げるための汚い策略をまき散らしていたことを明らかにしているからだ。この時期について、戦後書かれた著作はWGIPで洗脳されたものがほとんどで、戦時下に書かれたこの著作の水準に達していないのは情けないことだ。戦争回避はできなかったのかの反省は、米国の意図の下では無駄であることがわかる。2016/02/19
pastis56
3
「大東亞戰爭調査會」がまとめた『米英の東亞制覇政策』と『米國の世界侵略』について書かれているが、これらの本では昭和18年、19年当時米國について驚くほどの分析をしている。と同時にこれらの本を発禁にしたGHQ(米國)のすごさがよくわかる。ペリー来航以来米國の戦略は終始一貫しており、現在にも通ずるものがある。分析はできても外交ができなければ、筆者の言うようにまた日本はいいようにやられてしまうのではないか。若い人たちに読んで欲しい。 2013/10/04
田山河雄
2
日本に対する米国の悪意、憎悪、それは百年も前の20世紀初頭の頃から明確に現れて来た、それも結局シナ問題に絡んで。そして次第にシナと結託し日本を破滅に追いやった(ヴェルサイユ講和条約、ワシントン軍縮条約、シナ大陸での激しい侮日工作・宣教師・捏造宣伝、日米直接衝突)。そして、その米国の対日外交は戦後も同様にシナと利益を共通している処があるという。その様な冷静で的確な観点で書かれている書籍が戦後GHQで焚書とされた「大東亜戦争調査会」叢書であると論じている。焚書それ自体とんでもないデモクラシーの否定ではないか。2014/01/13
Ryoichi Toriguchi
2
西尾幹二先生がGHQに焚書された本を紹介するシリーズの第8弾。今回は昭和18、19年に毎日新聞社より発行された「米英の東亜制覇政策」という本を紹介しています。米国の東亜政策に重要な影響を及ぼした国務長官を中心に、米国の東亜政策が国力の増大とともにどのように変化し、どのように日本に影響を与えたか(ひどい因縁をつけてきたか)が解説されています。記述は非常に丁寧で、当時の知識人達が冷静に敵国の米国を分析していたかということがわかります。正義味方の米国には危険な本です。この本が真っ先に焚書されたのも納得です。2013/09/26
田山河雄
1
1921年のワシントン軍縮会議、前々から十分に練られてきた日本弱体化はこの会議によって結実し、この会議から猛然とスタートした 小生は昨今の日米交渉の弱さ・だらしなさは自国防衛の米国依存にあると思ってきたが、どうも実態はそうではないらしい 世界の三大海軍国であったその当時から、不当にもそして情けなくも、米国にやられっぱなしになっているのだから 情報工作(インテリジェンス・対外宣伝工作)交渉工作(ロジカル)等、つまりテキを知りテキを懐柔洗脳することに無頓着だったのではないか 専門の教育育成機関が不可欠だ 2017/05/01
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