内容説明
モンゴル族を統一し、さらにケレイト王国を滅ぼしたテムジンは、弟のカサル、テムゲ、長男ジョチらに出動を命じ、タヤン・カンが統べるナイマン王国との戦いを進める。そのナイマン王国の大軍の中に、ジャムカの千五百騎が、ホーロイ、サーラルとともに潜んでいた。崩れたナイマン軍を見届けて馬首を回したテムジンは、眼前にあるはずのない旗を見る。ジャムカ――。とっさに吹毛剣を抜いたテムジンだが、すさまじい斬撃を受けて落馬する。
目次
蒼氓を離れて
わが名はチンギス
爪牙のみ
冬に鳴く虫
無窮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
184
【チンギス紀完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11287876?sort=book_count&order=desc 今回は、最新刊第九弾、『日輪』です。本巻は、モンゴル帝国統一、チンギスカン襲名の巻でした。続いて3月発売の十巻へ。まだまだ続きそうです。 https://www.shueisha.co.jp/kitakata/chingisuki/ 2021/01/23
中玉ケビン砂糖
116
#読了 チンギス・カン、ここに成れり。2025/03/06
パトラッシュ
83
ついにテムジンがチンギス・カンとして全モンゴルの支配者となり、同時に長年の宿敵ジャムカを葬る。生涯の頂点に立ったテムジンだが、以前読んだ別の伝記では以後のチンギスを「凋落の一途をたどる」とする。唯一尊敬の念を抱きつつ戦える強敵であったジャムカを失ったチンギスは、内に空虚を抱えた征服者・虐殺者・専制者と化していくと。優れた敵のいない英雄はいくら戦って勝利を得ても満たされず、戦い自体が人生の目的になるのか。北方版でもジャムカのいない長い年月を、果たしてチンギスが狂わずにいられるか。クランの登場編を期待したい。2021/01/22
まえぞう
53
ナイマンもほぼ駆逐し、草原の王者となったテムジンは、クリルタイで、チンギス・カンの位にのぼる。南の城壁をもつ国々(金、西夏)が視野に入ってくるが、その前に宿敵ジャムカとの決着が・・・。2020/11/29
aloha0307
30
ほぼモンゴル平原統一を成し遂げたテムジンは、王;"チンギス・ハン"となった🕰️ この後は、西遼、西、金…大国と対峙してゆくのだね🌳 かつての盟友 宿敵ジャムカが処刑される前 テムジンへの最後の言葉:「さらば、わが…」 の続きが気になって仕方ありません。 2021/08/12
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