内容説明
押込み、辻斬り、やりたい放題。こいつらの狙いは? 深川に、血の雨が降りしきる!怒る鞘番所支配 大滝錬造はどう動く!?
深川に縄張りを持つ石場一家の賭場が荒らされた。客が巻き添えになり、三十三人もの死者を出したのだ。半月ほど前に、同じ深川で別の賭場が襲われていた。深川鞘番所支配の大滝錬造は、いずれの被害者にも、茶屋の主人が含まれていることに目をつけた。やがて、商売を強引に広げる佃島の水茶屋松波屋が本性を露わにして、錬造たち町方にまで牙を剥いた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
97
深川鞘番所13作目「新・深川鞘番所」(第二期)の3作目 2020.05発行。字の大きさは…小。北町奉行所与力で、深川鞘番所(大番屋)の北町組支配・大滝錬蔵が、深川の地で悪党を退治する。此度は、佃で茶屋を営む松波屋甚三郎が中心になって、佃一家の親分・鮫八と、黒石道場・黒石鎌十郎の3人で邪魔な者を殺し、茶屋に火を付け、強引に茶屋を脅し取ろうとする。そして松波屋たちが深川で勢力を拡大しょうとしてきた。その前に大滝錬蔵が立ちはだかった…。 同じような事を何度も書いている(苦) しかし最後は、綺麗にまとめています。2020/08/03
goodchoice
2
新鞘番所シリーズの第3弾だが、前作から結構時間が空いている。深川での捕物は江戸市中とも違うところが面白く、結構気に入っているので、できればもう少し頻繁に出してください。吉田さん、お願いします。2020/07/27