祥伝社文庫 深川鞘番所

著者名：吉田雄亮

祥伝社（2021/01発売）

• ISBN：9784396334208

内容説明

無法地帯深川に凄い与力がやって来た！
弱者と正義の味方――
鉄心夢想流秘剣「霞十文字」見参！
北町奉行所与力大滝錬蔵は、深川大番屋支配を命じられた。奉行とつるんで米買い占めに走る越中屋を捕縛したための左遷である。同心たちの緩み切った綱紀のなか、錬蔵は芸者のお紋から神隠しに遭った妹分お美津の探索を依頼された。折しも深川では岡場所の女たちが同様に姿を消していた。江戸の無法地帯を舞台に、鉄心夢想流“霞十文字”が悪を斬る！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kira]

図書館本。江戸の無法地帯深川に左遷された与力が町を守るために活躍するシリーズ第一弾。とても面白くて大満足の読後感を味わった。北町奉行所の与力大滝錬蔵は、奉行がつるんで目こぼしをしている米問屋を買い占めの咎で捕縛して奉行の怒りを買い、深川方与力に左遷される。清廉な錬蔵が格好よくて惚れ惚れする。南北両奉行所 きっての剣客である錬蔵の捕物出役には、わくわくした。あの鬼平こと長谷川平蔵まで出てくるから楽しい。生涯、妻は娶らないと決めている錬蔵だが、生粋の深川芸者お紋との間に何やら期待できそうで楽しみ。

2019/06/03

[あき]

いやー主人公が格好良かった。やる気の無い部下には冷淡かと思えば、やる気見せたらしっかり応えてくれるし、そっけないようでいて意外に面倒見も良いし。こんな上役だったら置いてかれないように必死に食らいついていきたくなるよねえ。鞘番所の同心たちがどう変わっていくのか楽しみだ。いいシリーズ見つけたわー。

2021/12/21

[Abercrombie]

×　３年前に読んでいたのをすっかり忘れてて痛恨の再読

2015/05/16

[雪猫]

電書　★★★★☆　

2025/03/16