中公文庫<br> 日本文学史 近代・現代篇六

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中公文庫
日本文学史 近代・現代篇六

  • ISBN:9784122056473

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内容説明

終戦後開放的な気分が漂うなか、左翼文学が台頭し、岡本かの子、林芙美子、佐多稲子ら女流文学者が活躍。そして鬼才三島由紀夫が華々しく登場、自決するまでを描く。

戦後文学/女流の復活/三島由紀夫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

19
戦後文学・女流の復活・三島由紀夫。一応の平安の中、自由に作家が表現できる現在を大切にしなくては(制約がないわけではないだろうが・・・)。亡くなられた戦後の女流作家に関しては、まだ不勉強がたたって読めていないことを思い出さされ、キーンさんと交流があった三島の記述では、やはり(三島の)作品は愛せるが、人物はわからぬものだなあ・・・と考え込む。次回配本は7月。購入しよう。2012/06/06

もだんたいむす

6
ドナルド・キーンは三島由紀夫が大好き。2017/10/15

ken

4
特筆すべきは、戦前から戦後にかけての女流作家達の台頭。その背景には女性の社会的地位の向上があるわけだが、彼女たちが告白するのは、依然として生活の中で虐げられる自分達の姿だ。その中途半端な社会進出がかえって女流作家の活躍に拍車をかけたのは、なんとも皮肉だ。女流作家の半数近くは社会主義運動に身を捧げたことから、勢いプロレタリア作家と位置づけられる者も多い。が、それを女性特有の叙情的な筆致で描くため、男性作家のそれとは印象を異にするようだ。改めて女流作家に興味を抱いた。後半の三島由紀夫の別格ぶりは言うに及ばず。2018/10/01

みんさね 

3
女流文学に関しては林芙美子くらいしか読んでない。佐多稲子少し読んだ記憶がある。こう列記されるといかに不勉強か知らされる。三島の所は迫力感じました。生き方考え方はどうあれ、作品の凄さが伝わってきます。次巻は短歌・俳句ですか。白秋、啄木、教科書思い出します。2012/06/22

綾月

0
【図書館】2020/02/21

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