内容説明
兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。ここでは神々は実体を持ち、人の営みに介入する。神命に逆らう力を持つ綾芽は、滅国の危機を救ったため、春宮(東宮)の二藍の妃となった。王弟の二藍は、人でありながら神の性質を持ち、心術を操る“神ゆらぎ”と呼ばれる存在だが、人と交わることができず、常に孤独を抱えていた。そんなとき、隣の大国・玉央の神が兜坂国に凶作をもたらす神命を下す。災厄を前に綾芽と二藍がとった策とは……。
目次
第一章 斎庭に神ゆらぐ春宮の立つ
第二章 玉盤の神は斎庭に嵐呼ぶ
第三章 禁苑の野にて想いを分かつ
第四章 霧の先にまことの頂現る
第五章 指の背に紅を交わす
第六章 雨に嵐にひょうと射る
第七章 斎庭に先触れの来る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
48
綾芽と二藍の立場や関係性、特に二藍の内面に注目の第二巻。玉盤神が何なのかはまだ分からないけど、得体が知れないからこそとても恐ろしい神だ。石黄は何を考えていたのか、八把島の思惑は何なのか…これから二人は他国との面倒な駆け引きに奔走することになりそう。不穏な終わり方だったので続きが気になる。2020/11/02
kagetrasama-aoi(葵・橘)
34
「神招きの庭」第二巻。「五色の矢は嵐つらぬく」大君の弟(二藍)は異能の持ち主で、そのために人が信じられない人生をおくっています。そこに現れたそんなに美人ではないんだけど(ここポイント!)頑張り屋さんの女の子(綾芽)。お互いに魅かれ合うようになるんですが、なかなか結ばれず‼️よくある設定なんですけど、大好物なんです(笑)。この物語ではかなり早い段階で二人の想いは通じるんですが、大きな障害が顕に‼️さて、その障害をどう乗り越えて行くんでしょうか?次巻読みます‼️2024/10/10
よっち
29
兜坂国滅国の危機を救い、春宮となった二藍の妃となった綾芽。今度は隣の大国・玉央の神が兜坂国に凶作をもたらす神命を下す第二弾。災厄を回避するための策を模索する二藍たちの奔走。一方神ゆらぎの二藍を人に戻すため、人に戻る方法を探す綾芽。思わせぶりなライバルっぽいヒロインとか恋敵的存在が現れたり、思うところも伝わらないしでお互いにやきもきする展開でしたけど、国難とともにそれを乗り越えて、二人の距離感的にも一歩前進する展開にはぐっと来るものがありました。それにしてもやってきた祭官がまた波乱を呼び起こしそうですね…。2020/11/22
アカツ04号
20
シリーズ2冊目。面白かったけど、前巻の時のような特別なワクワク感はなかったような…。大きな流れのイントロダクションのよう。個人的に読んでいて千古の印象ががらりと変わったのが印象的。恋愛模様が今作は多く、お互いが嫉妬し合う描写がとても良い。夫婦なのに恋人未満。最終的に謎が謎を呼んで、誰が何を企んでいるのか、誰が敵なのかが分からずで終わるので先を読むのが不安だけどとても気になる幕引き。そろそろこの世界の地図も欲しい。(12/10-17)【2025-54】 2025/12/17
かなで
20
新刊発売のため再読。和風ファンタジーが大好きだから、後宮を模したこのストーリーが胸を打つ。 2021/02/19




