内容説明
兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。実体を持つ神々は豊穣と繁栄を招く半面、ひとたび荒ぶれば恐ろしい災厄を国にもたらす。地方の郡領の娘・綾芽は、親友の死の真相を探るため上京した。そこで偶然、荒ぶる女神を鎮めてみせた綾芽は、王弟の二藍に斎庭の女官として取り立てられる。だが、それは国の存亡を揺るがす事件の幕開けに過ぎなかった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
49
「神招きの庭」第一巻。前半、この世界観に入り込むまでは、かなり苦労しましたが、後半は一気読みでした。兜坂(とさか)の国の斎庭(ゆにわ)が舞台、斎庭とはこの国の後宮、そこで起きた事件を解決するミステリー風味もある和風ファンタジー小説でした。主人公は地方から上った釆女の綾芽、大君の弟の二藍と共に謎に挑みます。八百万の神々と怨霊が普通に混在する世界、起きた事件は一歩間違えば即神に国を滅ぼされるかもしれない…そんな世界で生きる人々に魅了されました。新たな謎が提示された終わり、二巻読まざるを得ません。2024/10/09
しゅてふぁん
48
国中の神を招きもてなす兜坂国の後宮、斎庭。王弟で神ゆらぎの二藍に女官として取り立てられた綾芽は国の存亡を揺るがす大事件に巻き込まれる。神と人とは相入れぬ存在で恐ろしいものとされているこの物語の世界観はよく練られていて、主要な登場人物も好ましくて面白かった。頼りになる兄姉のような大君と妃宮もいることだし、二藍と綾芽の2人ならきっと大丈夫。続きがあると信じて待ってる!2020/09/06
よっち
39
豊穣と繁栄を招く反面、ひとたび荒ぶれば恐ろしい災厄を国にもたらす神々を招きもたらす兜坂国の斎庭。親友の謎の死を探るため、地方の郡領の娘・綾芽が上京する和風ファンタジー。偶然、荒ぶる女神を鎮めてみせ、王弟の二藍に斎庭の女官として取り立てられる綾芽。少しずつ育まれてゆく二藍との信頼関係と、明らかになってゆく親友・那緒の死の真相、そして国の存亡を揺るがす危機。誰を信じればいいのかどうすべきか、ギリギリの駆け引きの先にあった関係は何とも複雑でしたけど、あの二人ならきっと乗り越えて幸せを掴んでくれると信じています。2020/05/21
坂城 弥生
38
親友の死の真相を知るために斎庭に入りこんだ綾芽。神が目に見える存在でもてなす事で厄災を静めると言うのは面白いと思った。2023/02/16
dorimusi
33
神を招きもてなす場である斎庭。和風とも中華風とも言いにくい結構変わった設定のお話し。世界観は好きなんだけど設定多くて覚えきれんな。 綾芽の名前とか立場がころころ変わったけど最終的に妻に落ち着いた。えらい立場上がったな。 1巻試し買いでしたが面白かったので、そのうち続きをまとめ買いしよう。続きが楽しみです。2024/12/18
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