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内容説明
話題の新書、全身全霊のコミカライズ!
飛ぶことが大好きで操縦士となった佐々木友次青年は、九度目となる特攻の途中、マラリアを発症し野戦病院に入院することとなってしまった。そんな彼の前に現れたのは、特攻から逃れるため、自ら機体事故を起こし、大怪我を負っていた鵜沢軍曹だった! 誰よりも死を恐れていた鵜沢に、「特攻出撃」という現実が襲い掛かる―! 「不死身の特攻兵」と呼ばれた佐々木青年の真実の物語、第8巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
29
猿渡が本当に本当にクズ過ぎて呆れます。さっさと責任を取って特攻しろと何度も思いました。本巻では佐々木伍長は患者なのであまり動きなく、周りの戦友や軍医の優しさが身にしみます。特攻で死にたくないと誰もが思っていても、最後に米軍が攻めてきた中で果敢に飛び立った特攻機がとても勇敢でかっこよく思えました。2020/10/13
こも 旧柏バカ一代
25
マラリアで重症なのに、爆撃機に搭乗して特攻しろと言う参謀。直掩も無く単独で行かされ帰還せず。そんな人達が多く居る。そして、命令を出していた司令官は責任を取るのを嫌がり司令官の交代を本国に打診する始末。それを許すまじと本国に連絡させず、散って行った特攻兵達の後を追うと宣った事をさせよとする司令部の部下達。ヤケクソだな。。2020/08/05
みや
5
いよいよ戦況は悪化し、上層部の軋轢が表面化する中、リンガエン湾の特攻ではかなりの戦果を上げたようだが、奮闘むなしく連合軍にルソン島上陸をゆるす。出撃する特攻兵たちに「最後の一機で自ら突撃する!!」と訓示して鼓舞していた富永司令官と、同じく特攻主唱者といわれる隈部参謀の描かれ方よ。軍医の活躍ぶりが興味深い。2024/10/06
糸文
4
★★★★☆2023/06/05
Book shelf
3
9回特攻に行ってすべて戻ってきた実在の人をモデルにしたマンガです。大本営には2回も戦死したと報告されながら、まだ生きていた佐々木氏。それが露呈してからの上官はつじつまを合わせるために佐々木氏に次々と特攻を命じます。しかし運もあって彼はすべて生還しました。彼は特攻に行く戦友に生きて還れと伝え、実際何人かは生還しているみたいです。同調圧力全開、上官には逆らえない時代にあって、生きて還ることの意味を見出した佐々木氏には脱帽です。映画化したら面白いだろうなあ・・2020/08/20