不死身の特攻兵(1)

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不死身の特攻兵(1)

  • ISBN:9784065135686

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内容説明

話題の新書、全身全霊のコミカライズ! 太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

45
実話に基づく漫画。真実をまっすぐに描いていると思います。陸軍の特攻隊で9度出撃し生還された佐々木伍長の話。戦争に突入していくまでがえらくあっという間で少々肩透かしな感じがしましたが、1巻でここまでめまぐるしく展開するとは今後どうなるかと思います。海軍の敷島隊関大尉も登場していて、インタビューもきちんと描かれていました。2019/01/02

トラシショウ。

39
「佐々木と鵜沢はまだ知らなかった。受け取るのは愛機ではなく、棺桶だと言う事を」。読み友さんの感想から。昭和19年。幼少期から飛行機に憧れ、茨城県の鉾田陸軍飛行学校で操縦技術に磨きをかける青年・佐々木友次。爆撃の鬼と呼ばれた武人・岩本を初めとする仲間達と共に、佐々木は第四航空軍に配属される。これは飛ぶ事が大好きなだけの彼が陸軍初となる特別攻撃隊(特攻隊)「万朶隊」に選出され、実に九度の出撃をしながらも生き延び、如何にして生還したかを描く、わずか四ヶ月の物語。予想はしていたけどとても重い(以下コメ欄に余談)。2019/02/15

JACK

19
☆ 空を見上げてばかりいる少年、佐々木友次は飛行機乗りに憧れるというより、飛行機になりたい、と願っていた。学校で訓練を受けた彼は実力を遺憾なく発揮し、軍の特別任務に選抜される。しかし、それは爆弾を搭載した飛行機で敵に体当りする特別攻撃隊の任務だった。正確な飛行と爆撃を学んできた優秀な飛行機乗りを使い捨ての兵器とする愚行に上司も反発するが、軍の命令は絶対。果たして佐々木たちの運命は…。特攻隊として9回出撃し、いずれも生きて帰ってきた「軍神」の物語。家族との絆を描くシーンに胸を打たれます。2018/11/19

カラシニコフ

17
これはもう、教科書に載っても良いような題材だろう。 ★★★☆☆2019/08/31

highig

16
( ^ω^)決死から必死へ。時は太平洋戦争末期、既に大勢は決し、どんな素人にも詰み筋が見えている状態から考案された特攻兵器に特攻戦術。優秀なパイロットと貴重な資材をドブの中へと浪費する愚か極まる発想は無論頽勢の挽回を信じ企図されたものではなく、急速に日本の継戦力を削ぎ、暴発する愛国心を鎮め、あわよくば早期に有利な形での講和を成し遂げる『終わりに向けた条件作り』の為の捨て駒だったとブーンは考えている。しかし特攻から九度の生還か・・・到底実話とは信じ難いが、どういう顛末を辿るのかは今後の物語を追っていきたい。2021/02/08

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