不死身の特攻兵(7)

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不死身の特攻兵(7)

  • ISBN:9784065195505

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内容説明

話題の新書、全身全霊のコミカライズ!

飛ぶことが大好きで操縦士となった佐々木友次青年。六度目の特攻で船を一隻沈め、大戦果をあげるが大本営より二度目の戦死の報道をされてしまった。本部に帰還する途中で不時着した場所は、日本軍に敵意を持つゲリラのいる危険地帯だった‥‥! 9度の出撃から生き延びた佐々木青年の真実の物語、第7巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34
佐々木伍長の生命力と運の強さも去ることながら、佐々木伍長の周りの特攻隊員や整備兵など、ボロの上官たち以外の戦友が皆良い人なので救いでした。本当に、特攻隊の命こそ粗末にしてはいけないものだと思いました。2020/05/17

こも 旧柏バカ一代

25
本当に運が良いとしか言えない。 ・爆弾を落として1隻沈めるも、悪天候&燃料切れで不時着。不時着した先でゲリラに襲われそうになりながらも、基地へ帰還。 ・後輪が壊れて離陸出来ず。 ・飛行したが敵艦と遭遇せず帰還。 ・マラリアに感染していて、離陸した後悪化して。自力で戻ってきた。その時の記憶は無し。 上からは死んだと報告したから早く死ねと言われ、戻って来たら臆病者と罵られる。 強要されたら地獄だわ。2020/05/07

みや

11
昭和19年後半に入り、直掩機の同行もままならない中での特攻作戦。戦果の確認・報告はおろか、特攻機を敵戦闘機から護り、敵艦への体当たりを成就させることすら放棄した、何とも無謀な出撃命令が続く。自陣を死守するため、急造の特攻隊が次々と編成されては出撃し、搭乗員と機体が無駄に失われていく。戦時の報道班(マスコミ)が果たした役割の大きさも痛感。2024/10/02

れい

9
【Kindle】佐々木伍長がマラリアにかかって戦線離脱している間にも色んなことが交差していく。自殺攻撃‥‥特攻隊って自殺攻撃なんだよ。戦地に報道陣がこんなにも居てたなんて知らなかったなぁ。真実を書いたら非国民扱いされているんだろうなぁ。真実を伝える努力をしたいメディアにとっては、それも戦いの一つなのかもしれない。2020/05/24

Book shelf

7
9回特攻にでて全て生きて帰ってきた実在の人の話。7,8回目のシーンが描かれています。機体の不調や敵機と遭遇しなかった場合もあったようですが、いずれにせよ彼は既に死んだと上に報告されているため、辻褄を合わせるため上官からは常に死んでこいと言われ続けます。上下関係の厳しい世界の行き着く先における、人の尊厳軽視がここに現れています。しかし彼は仲間からは生きて帰るよう励まされ続け、自らも信念を曲げませんでした。特攻ではなく爆撃で戦艦を撃沈させることを自ら示すことでその正当化を示そうとしていたのでした。2020/06/10

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