あおのたつき (1)

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あおのたつき (1)

  • 著者名:安達智【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • マンガボックス(2019/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867202845

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内容説明

江戸最大の遊廓、新吉原。生者と死者の情念が渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…! 社を訪れるのは、美しくも悲しい過去を背負った遊女ばかり。魂を導き、救うために…宮司の楽丸とともに、あおは彼女たちの人生を紐解いていく――!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

21
吉原遊郭の浮世と冥土の狭間の「鎮守の社」。死んでからも強くご利益を求める霊がやってくるという…。タイトルは元花魁という「あお」が「生計(たつき)」のために霊たちの心残りを聞き出すという意味らしい。おどろおどろしく見えて読み心地はすっきり。好きな感じのお話なので続きも読みたい。2022/08/17

ぐっち

15
続きが出たので再読。花魁で童女姿の死者・あおと、宮司の楽丸と薄神。吉原の死者たちの心残りをほどくシリーズ。醜女の富岡と売れっ子のきよ花の話好きだ。キツネの薄神もかわいい。2023/01/09

kenitirokikuti

8
Kindle Unlimitedにて。あとがきによると、作者は日本画専攻。コミティアで本作の原型となる本が現在の配信先のマンガボックス編集に拾われたそうな。最近新しく買ったマンガ、ティア出身ばかりだ▲中有に迷う花魁の魂が視点人物である。生前の記憶を半ば失っており、姿も童女となっている。うまい設定。2022/03/30

noko

5
吉原遊郭が舞台。遊郭の一角が冥土と繋がっていて、そこには社がある。社には、普通の狐にしか見えない神様と神主がいる。主人公のあおは元は花魁だが子供の姿で、その社で奉公をすることに。社には様々な客人が訪ねてくるが、多くは現世になんらかの恨みを持ったままの人。花魁の辛い生活を描いている。遊郭の女達は平均寿命が22歳位で、死んだら大した供養もされずに、打ち捨てられる。多くはお金の為に売られてきた少女で、そんな辛い人生だもの、せめてもの救いで冥土があったって良いと思った。江戸の人たちの衣服を、よく調べてい描いてる。2023/01/27

もくもく

5
コミティアー!って感じ(売れ筋とか読みやすさとかは二の次でこれが好き!!という作者のこだわりが溢れ出る感じ) 遊郭の片隅、現世とあの世をつなぐ鎮守の社、人外向けの遊郭、遊女の無念、怨みつらみを話を聞いて鎮める社とそこに拾われて手伝うことになったチャキチャキ主人公2023/01/05

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