内容説明
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載! 旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の番外編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yunemo
175
本編も旨い酒と美味しい料理が盛りだくさん。新装開店後も相変わらずの常連さん達のやり取りに思わず一人笑い。この店に来るきっかけとなる出来事、ふぅーんと頷けますね。美音と要、馨と哲、それぞれが夫婦になっての常連さん達との遣り取り、楽しみな予感もあり。こんな町内があったらいいなとの地域観のあり方にも触れられて。自身の本編の目玉、初鰹の銀皮造りを辛子たっぷりで、まだ味わったことがない一品。「七田 純米 無濾過生」で喉がなります。もうすぐ来る季節が待ち遠しくなり。ここのところ、神亀の熱燗で一日の終りを実感してます。2020/01/19
さくらさくら
140
『居酒屋ぼったくり』シリーズの番外編。ぼったくりの面々のその後の物語。面白かった。出来ることなら完結しないでこのまま書き続けてほしい。2019/12/08
とし
138
居酒屋ぼったくり「おかわり!」 もっと”おかわり”が欲しいですね、お酒と肴を・・・馨と哲、アキとリョウの結婚も。 2020/03/21
ナイスネイチャ
135
待望のおかわり。ちょっと間隔早い感じですけど。未来に向けて新たな来訪者があり、ある意味これで完結しそうな・・。また数年後の物語期待して読了。2020/04/22
再び読書
129
おかわりもいつも通り楽しめた。今回は馨の結婚話が進行するのが微笑ましい。この町の昭和らしいあり方が寄合所の存在意義に繋がる考え方が良い。アキとリョウのボタンの掛け違いもある意味微笑ましい。こんな所がある人は幸せに感じる。それだけ、良い店には良い人が常連になる。こんな店がある町に住みたくなる。2020/10/15