内容説明
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載! 旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第10巻! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yunemo
251
我が家のすき焼き、ついついよだれが出てきそうで何とも言えずに頭の中で味わって。一緒に白ワインですか。これまた初めての組合わせ、ただただ食べたい、飲みたいという感覚だけが。たこ焼きパーティーもしかり。それにしても、居酒屋があって、集う常連の家族的交わりがあって、囲む商店街の粋な計らいがあって、ゆったりとした充実感、ほっこり感が胸に沁みてきます。一品一品に想いを込めてつくり、そして一品一品を味わって食す。常にピッタリのお酒があって。カウンターを挟んで店と客がまさにコラボしている感覚、味わい深く、どこかに存在?2018/12/09
とし
214
居酒屋ぼったくり10巻。美音の結婚、二人の住居の事、薫さんの事、お店ぼったくりの事様々な美音の悩み一気に解決、さらに町中の人たちからの祝福心温まるお話でした。どのような結婚式になるのか楽しみですね、お酒とお料理も。2018/11/04
雅
211
結婚する本人達よりも周りがアレコレ気にして話がどんどん進んでいった。このお節介な感じが下町の温かさなんだろうなぁ。タコ焼きパーティが楽しそう。米を28%しか使わないお酒って気になる2020/01/07
yu
209
Kindleにて読了。ぼったくりの2階を改装して、美音と要の新居に。改築の間はぼったくりは休業。そんな時期の出来事を収めた一冊。2019/05/27
タイ子
166
シリーズ第10弾。美音と要の結婚話もまた一歩前進。2人の新居とお店をどうするかという話もまとまり、ぼったくりもその間休業とあいなりました。が、寂しいのは商店街のお馴染みさんたち。やれ、これからの食事はどうするだの、安くて旨い店は他にないから財布の中身が心配だの、ぼったくりが休業するとこんなにも不安になる人たちがいっぱいいて美音も幸せもんだ。たまには自分で作ってみましょうよと思いながら読んでましたが。休業になっても缶ビールの銘柄の紹介をするところなんぞさすがですね。次巻はいよいよ結婚式か?となると・・・。2019/03/06