バンチコミックス 「子供を殺してください」という親たち 5巻

著者名：押川剛【原作】/鈴木マサカズ【漫画】

新潮社（2019/06発売）

• ISBN：9784107721860

内容説明

押川剛氏率いる（株）トキワ精神保健事務所は、病識のない統合失調症やアルコールや薬物の依存症、精神疾患の疑いのある長期ひきこもりなど、精神科医療とのつながりを必要としながら、適切な対応がとられていない対象者を説得し医療につなげることを主な業務にしている。今回は、娘の病状を偽った依頼の末路、そして弟に依存し続けた自傷癖のある兄の逸話など、ドキュメンタリーだからこそ描けるエピソードを収録!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コウメ]

精神異常がある患者の兄がすべて弟にのしかかってくる

2020/09/01

[りらこ]

家族の問題か。健全な家族なんてきっと存在しなくて、何かしらあるのが普通なのかも。でも、両腕に根性焼きと、人の心を取り戻させようとしない、全てもう1人の子どもに背負わせようとするなど、やっぱりひどい。親は自然に親になるわけではなく、自覚してなるものでもある。

2020/12/23

[ゆうくま🐻🧸🧸🧸]

押川剛氏率いる（株）トキワ精神保健事務所は、病識のない統合失調症やアルコールや薬物の依存症、精神疾患の疑いのある長期ひきこもりなど、精神科医療とのつながりを必要としながら、適切な対応がとられていない対象者を説得し医療につなげることを主な業務にしている。今回は、娘の病状を偽った依頼の末路、そして弟に依存し続けた自傷癖のある兄の逸話など、ドキュメンタリーだからこそ描けるエピソードを収録!!

2024/05/15

[ちから]

5巻までunlimited！怖いタイトルなので手をつけていませんでした。読んでみると「精神障害者移送サービス」の話、ほぼノンフィクション。引きこもりの子供を　精神病院に連れて行くまでのドラマを描く。親に問題があるケースが多い。。自分は大丈夫だろうか。。。。

2023/05/24

[かなっち]

ドキュメンタリーだからこそ描けるエピソードが収録された、問題のある家庭を医療につなげることを主な業務にしている押川剛さんのお仕事物語…第5巻です。事務所史上最悪と言われた娘の病状を偽った依頼の末路と、弟に依存し続けた自傷癖のある兄に悩む家族の二つのエピソードが収録されていました。どちらにも共通していたのが、親が人任せなのと事件性が高くて周囲に迷惑が掛かることですね。特に兄弟の犠牲になるのがツラく、青春もなく結婚も諦めるようになるのは納得いきません。肉が焼ける匂い（根性焼き）がして汚れ切った部屋で→

2023/04/29