集英社コバルト文庫<br> 伯爵と妖精 白い丘に赤い月満ちて

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集英社コバルト文庫
伯爵と妖精 白い丘に赤い月満ちて

  • ISBN:9784086017138

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内容説明

自分が生まれれば母リディアは命を落とす。そしてプリンスを倒すためには父エドガーを殺さなければならない…。過酷な運命を知り、アルヴィンはリディアたちの前から姿を消した。アルヴィンの行方を案じながらも、戦いに向けて準備を進めるエドガーとリディア。さまざまな想いが絡み合うなか、ついに最後の戦いが幕をあげた…!! ロングヒット英国(ヴィクトリアン)ファンタジー、ついに感動のフィナーレ!! ※あとがきは収録されていません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

60
一針一針、クローバーの刺繍を刺す度に、残された日々の事を思っていた。どうか幸せであって欲しいと、まだ見ぬ子の幸福を祈っていた。けどこれからは、今までの日々を想い出そう。嘘だらけの青騎士伯爵、偽りだらけの婚約、謎のプリンス。その中でいつしか育った本当の愛情と、本気の嫉妬。悲しい別れは何度も経験した。自分が信じられなかった。一つきりの貴方の言葉に、泣いた夜もあった。けれど今、此処と彼方を結んで、虹の弓は空を駆ける。友がいる、仲間がある。そして未来は体の中に宿っている。白い丘に赤い月満ちて、私は貴方と共に歩こう2013/11/21

夏姫

51
ついに完結… エドガーリディアは絶対ハッピーエンドと信じてましたが、 シリーズ終盤はつらい展開が多かったのでもしかすると思う時ありました。 完結でハッピーエンドとなりほっとしてます。 アーミンはせつないですが、人の為に働き続けた彼女も自分の望みをかなえたんですよね、その希望を叶えてあげるケルピーはいい男です 後書きに短編集がでると書かれているので、伯爵家(?)の平穏な日々やポールロタ書かれなかったキャラクターたちのその後を期待してます ところでダネルさん終盤書かれてなかったのは、やっぱり短編集の書き下ろ2013/03/31

聡美

48
やっと完結!!!こんなに長く続いたのはすごいことだし、ストーリーもよく出来ていたし、何より32巻まで読みたい作品だったと思う。イラストもすごく綺麗だった。このイラストが好きで読み始めたという所もある。最終的にハッピーエンドだろうなと思ってはいて、無事にアルヴィンも産まれることができそうで良かった。最後の、悪役はみんな倒され、エドガーとリディアを苦しめるものはきれいさっぱり消えた、という一掃感には驚いた。アーミン…これまでの展開から、ケルピーとくっつくのを期待してたのに…悲しい。まあでも面白かった!2013/09/19

フキノトウ

40
終わってしまいました。悲しい別れがありましたが、エドガーとリディアが一緒なら、大丈夫、と安心して読むことができました。ケルピーと、アーミンのやりとり好きだったな。1巻を読んだのが、9年前だったとは。。大好きなシリーズでした^^2013/07/27

しゅわ

36
【図書館】自分が生まれれば母・リディアが命を落とす、そしてプリンスを倒すには父・エドガーを殺さなければ…過酷な運命に葛藤するアルヴィンとテランや悪しきフェアリードクターの陰謀とロンドンの行く末は!?アーミンやケルピーの思い、ニコ、レイヴン、ロタ&ポール達、フランシス、カールトン教授とパトリック、そして女王陛下…それぞれの思いがひとつの道につながる怒涛の展開にページを繰る手が止まらない…ついにフィナーレを迎えるシリーズ第31作目。いやぁ~長かった。特にラスト10冊ぐらいは、もう先が気になり一気読み状態でした2016/10/28

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