内容説明
松前藩の抱え医師である宇津木新吾は、路上の急病人を助けたことから上屋敷への到着が遅れ、腹に傷を負った藩士が死亡した。藩士の死の責を問われた新吾は、上屋敷での医療行為を禁じられる。蘭方医である新吾を排斥せんとする策謀かと思われたが、その裏では巨大な陰謀が進んでいた……。好評シリーズ第八弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
93
蘭方医・宇津木新吾8作目 2018.10発行。字の大きさは…中。香保は、新吾と一緒になってから献身的な新妻になったが、香保の本来の人を引き付ける様な性格はどこへ行ったのか。香保の良さを残してほしい。新吾は、松江藩士が腹に怪我をしたという知らせを受け、藩邸に向かうが、そこには藩主毒殺と蘭方医の新吾を辞めさせる謀が待っていた。何度かの襲撃ののち新吾は、藩主毒殺の現場にたどり着く。最後は、幻宗先生の動きで敵方をつぶす。 今後の新吾の活躍を楽しみにしています。2019/10/03
とし
71
蘭方医 宇津木新吾「毒死」8巻。松江藩多岐川家のお抱え医師となった新吾、不可解な松江藩藩士の死それは新吾を罷免させ現藩主の暗殺の陰謀が、真相を探ろうとする新吾、阻止しようとうごめく人味方であった藩士が敵であったりとドキドキ最後は、幻宗や間宮林蔵に助けられたか。 2020/01/15
真理そら
21
医者としての新吾の性格を利用した罠にはめられてしまった新吾。松江藩のお抱え医師としての仕事はなかなかうまくいかないが、「大名お抱え」という看板は宇津木の看板になっているのでやめるわけにはいかない。結婚後の香保さんは性格が変わったようでちょっと寂しい。第一章で登場人物の名前に混乱があったり、いつから「松前藩」のお抱えになったんだろうと思ったりしたが、今回の新吾は処世的な面で成長したかも。2018/10/12
ひさか
18
2018年10月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。えらく物騒なタイトルですが、展開も物騒でした。謎が謎を呼び、誰が味方か、何が本当かわからない中を新吾が進む様子が緊迫感たっぷりに描かれ、ハラハラしました。ひとまず良い方向に落着きはしましたが、さて次はどうなる?と気になります。2023/03/19
もも吉
2
若い蘭方医の大活躍。立場が違えば理不尽な仕打ちにも耐え下手すれば殺される?誰を信じるか疑うか。面白くてさくさく読んでしまいました。時々新吾君そっちは危ないぞと言いたくもなりましたが、まっ命があってよかったです。彼強いのね。 2019/04/20
-
- 電子書籍
- 華麗なるデビュー2【分冊】 7巻 ハー…
-
- 電子書籍
- 薔薇に託した思い【分冊】 11巻 ハー…
-
- 電子書籍
- 母様の家‐拝み屋 郷内心瞳の怪異譚‐ …
-
- 電子書籍
- 病室で念仏を唱えないでください(5) …
-
- 電子書籍
- ご注文はうさぎですか? 7巻 まんがタ…