内容説明
行き倒れの商家の主人が村松幻宗の施療院へ運びこまれた。以前、その男を診察したという高名な漢方医の見立ては明らかに間違っていた。宇津木新吾はその誤診に疑問を抱き、高野長英らと漢方医を探り始めるのだった。好評シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
100
蘭方医・宇津木新吾「別離」4巻。主人公新吾を中心に幻宗・長英・香保・お園それぞれんの関係がなかなか進展せず又謎が深まり、面白いのだがちょっとイライラ感も・・・次巻を期待。2017/02/14
やま
94
蘭方医・宇津木新吾4作目 2016.07発行。字の大きさは…中。シーボルト事件に連座して上島漠泉は、財産を没収され屋敷を出て行きます。新吾は、香保への思いを伝えるが受け入れられず思い悩みます。そんななか義父順庵は、性懲りもなく表御番医師・吉野良範に取り入り娘お園と新吾を結婚させようとします。香保と新吾の恋はどうなるか? この本は、途中から先の筋書きが分かってきます。3分の2当たりまで読んで、紙で書いて有る読書録を調べると2016.9.15に読んでいました。またやった(;´-`) 最後まで丁寧に読みます。2019/09/27
ベルるるる
23
高野長英は、間宮林蔵の追っ手が迫り、江戸を立つ事になる。天才肌で傲慢な態度だけど、患者の事を実は考えている長英。長英のこれからの多難を思うと胸が痛む。2017/10/06
ひさか
16
2016年7月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。前作ほどの面白さがなかった。新吾自身の進展が少ないです。次作に期待します。2023/03/19
RAKUSI
11
シーボルト事件の咎で上島漠泉は表御番医師の座を追われ、その娘・香保も新吾のもとを去っていった。そんなおり、幻宗の施療院に、血を吐き行き倒れていた男が運びこまれた。高野長英は消化器からの失血を疑ったが、男は高名な漢方医に労咳の診断を受けたという…。この「誤診」が思わぬ事件へ。事件として面白かったが新吾の気持ちの部分にイライラ。香保が気がかりです。2017/03/18
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