内容説明
鎌倉の本家全体が「異変」に巻き込まれていた。当初からただならぬ事態に気づいていた道者の面々も予測すらしなかったような――まるで竜巻のような騒霊現象(ポルターガイスト)。その異変が意味する事の重大さは幽閉中の希沙良にも即座に感じ取れた。――そして、その張本人が冴子と希沙良の前に姿を現した。それも2人で。対峙する男女。斎伽忍と工藤珈織。「可哀想な伽羅王」鏡の中で呟く珈織の声が聞こえた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サン
19
ハイスクールオーラバスターシリーズ9冊目。眠りについた忍を取り戻すため、術士たちご動き出す話し。2019/12/28
扉のこちら側
8
再読。2014年726冊め。2014/09/12
みきっち
3
忍さまの覚悟もすごいが術者の皆も色々吹っ切れて、進み続けるところがすごい。亮介の、間違えたんだってセリフが刺さった。2023/01/01
蓮川蓮
3
再読。やー、楽しいよ、とっても楽しいよ。天冥の剣! 十九郎と諒の憂いがたまらない。放心状態で、屍忍を抱き締める諒が、無の境地で、語るところが大好きです。そのふたりと相反する行動をする、亮介、冴子、希沙良。 きーさんのろーさんへの宣戦布告も心に残る名シーンだと思う。覚悟を決めて振り切った希沙良がオトコマエすぎて、さらに惚れてしまう。岐路に立たされる主人公たち、名作だわ。2020/07/01
みや
2
手放す前に再読。2014/07/04