内容説明
元南町奉行所の定町廻り同心で、いまは船頭となった沢村伝次郎。同心時代の髪結いが骸となって見つかった。その下手人探しを始めるが、一方、千草が懇意にしていた子供、半助が消息を絶った。孫を心配する祖父の八百蔵に代わり半助探しにも奔走する伝次郎。そして、二つの事件が繋がった時、真相が明らかになる。江戸情緒と人情を深く描いた傑作シリーズ第十八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
91
剣客船頭「爺子河岸」18巻。伝次郎さん、よく活躍しましたがもっと表立って活躍し称賛されても良いのかなと思いますが。2018/03/10
Suzu
3
剣客船頭シリーズ第18弾。伝次郎は昔馴染みの髪結藤兵衛と偶然再会した3日後に藤兵衛は土左衛門に。そして千草の店に来ていた老人と孫。その孫が神隠しにあう。この全く関係ない出来事は繋がっていた。藤兵衛よ、いくらお金が必要でも何故盗んじまったのか?悔やまれる。でも半助が無事で良かった。そして次巻に進む。2019/07/09
犀門
2
No. 117★★★★☆2018/07/06
ひさか
2
2017年11月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ18作目。拐かされた子供の捜索と町方の手伝いの2つの事件を請負う伝次郎。安定のマンネリ化路線ですが、ぼつぼつなんとかしないといけません。2018/01/05
goodchoice
1
伝次郎の地道な探索が、事件の解決につながる。千草もいい味を出していて、非常に楽しめるシリーズになった。次作を楽しみにしたい。2017/12/24