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内容説明
好きな子を追いかけて、長崎大学水産学部に
入った東京育ちの海老原湊は、
泳ぐことさえままならない超都会っ子。
しかし、海を学び、海を楽しむ、学部の先輩達にふれ、
自らも「海にきちんと向き合おう」と、決意。
そんな中、外洋帆船部(大型ヨット)の見学に、
クラスメートの潜木洋介と行くことになるが、
彼が、高校時代小型ヨットで名を馳せた選手だと知るや、
「なんで辞めたの?」
と空気を読まずに、ぐいぐい。
「大丈夫! みんなには黙っとくから、僕にだけは教えてくれよ」
「なんでお前だけが特別かとや!!」
湊は、潜木の止まった帆を押す、強い風になれるのか…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くみん
9
先月、実習船・長崎丸を見てきました。今年新しい船になるそうです。2018/01/10
チューリップ
4
外洋帆船部に入部して体育会系になっていく湊。辛いと言いつつも東京の友達に話す時にイキイキとしているのが印象的だった。それだけきつくても充実しているって事なんだな。凪子と会おうと休みを利用して東京に行くのに肝心の凪子は逆に長崎に来ていたりと見事にすれ違うのは笑えた。過去に会った事があるみたいだけど父親同士が友達とかなのかな。このまま凪子とどれくらすれ違い続けるのか気になってきた。2020/02/24
かなっち
3
2巻のレビューで、ヒロインの立ち位置が分からなくてモヤモヤする…と書いたのですが。ここに来て、どうやら幼い頃には家族ぐるみの付き合いがあったと分かり、俄然楽しくなってきました。とはいえ、せっかく東京に会いに行ったのに思いっきりのすれ違いで、今のところ縁は無さそうですけど…汗。重要な大学生活は、外洋帆船部に入部して楽しそうでした。友人の潜木君はまだまだトラウマから解放されないようですが、この主人公の天真爛漫さに、癒えるのも時間の問題そうでうね。2022/09/27
avalanche
2
真面目に水産大学を描いていて面白い。2018/01/06
笠
2
☆☆☆★★ 新刊読了。外洋帆船部に入った湊と潜木たちとの部活ライフが始まる…かと思いきや、夏休みに突入。帰省で東京に戻る湊と長崎に戻る凪子のすれ違い。新登場の凪子の友人はなかなかいいキャラ。主人公のキャラにも慣れてきて、読みやすくなってきた。「面白い奴がいるじゃねーか…」みたいな主人公に対する周りの謎の期待はよくわからんけど。本巻最後に、湊と凪子の家族同士の繋がりが匂わされて次巻へ。流石に続きが気になるので、多分続刊は購入します。2017/12/25