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内容説明
▼第1章/犬戯け(再会/石打/犬神/逆流れ/異変/跡目/別離)
●主な登場人物/カムイ(夙谷の非人から天才的忍者に。現在は抜忍として逃亡の日々)、草加竜之進(武家社会に疑問を持つ、元日置領次席家老の子。行きがかり上、笹一角を名乗る)
●あらすじ/病床に伏していた藩主・望月常陸守が重病に陥り、嫡子・国松も病弱のため、存亡の危機に見舞われていた望月藩七万石。そこに目を付けた旅の破戒行者3人組は、巧みな幻術を用いて藩主の側室・小夜の方(国松の母)を操り、領内で「生類殺生禁止の令」を出させ、領民を混乱に陥れるが…!?[犬戯け]。
●本巻の特徴/単行本未収録の140枚に大幅加筆、そしてラストを新たに描き下ろし! 初めてここに「第二部」が完結!!
●その他の登場人物/望月佐渡守(猿投沢城主。一万石だが酒井の陰の参謀で、権謀術数に長ける)、望月常陸守(佐渡守の兄。望月七万石藩主)、団織部之助(常陸守、佐渡守の乳兄弟。佐渡守の野望を阻止すべく活動する)、小夜(常陸守の側室。国松の母)、国松(常陸守の嫡子)、一太郎(カムイの姉・ナナと正助の子。幼くして女忍サエサにさらわれ、殺し屋になるが、カムイに救われる)、苔丸(=スダレ。日置領内の百姓影組頭)、ナギラ(腕の良い猟師。十年来、白狼の毛皮を狙っている)、歯ッ欠け(日置城跡猿群のボス。人間から手に入れた鉄製の義手とラッパが武器)、白狼(日置一帯の狼群のボス。幼い頃にカムイと出会っている)、グレートデーン犬(日置一帯の犬群のボス。歯ッ欠けを生涯の敵と狙う)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさと
3
望月藩に現れた謎の修験者3人衆、幻術を用いて病床の藩主夫人に取り入り、操ることに成功する。夫人は、藩主の病気は殺生にあるとし、生類憐れみの令、特に藩主の生まれ年である犬を保護する法令を出す。お犬さまをめぐる混乱は百姓一揆の危機を招く。そのさなかの藩主の死。佐渡守が修験者たちを始末し、藩の実権を握る。何とか嫡子による相続が認められた望月藩だったが、佐渡守と結んだ酒井忠清の計略により新藩主は刃傷沙汰を起こして自刃、佐渡守の息子が藩主に収まる。ますます風雲急を告げる展開で、カムイ伝第二部は幕を閉じる。続きは?2024/10/10
田中峰和
3
誰もが感じるように、話が拡がりすぎて収集がつかない終わり方。今回、竜之進とアヤメ、正助は登場しないが、彼らは夢に向かっていくのだろう。結局、白土が望む共産主義の実現は資本主義さえ程遠い身分社会では不可能。だが、マルクスが唱えるような階級闘争史観を作品の中に反映させたかった気分は理解できる。武家社会での権謀術数は佐渡守が実践、兄の常陸守が領する藩の乗っ取りに成功する。猿の歯ッ欠けは酒におぼれ、狂犬病のグレートデン犬に殺される。白狼のカムイは、狂犬病の群れを滅ぼし、人間のカムイを助ける。これで終わりなのか。2021/03/29
チョビ
3
…なにこの終わり方?全然わかんない。なんだかカムイの戦いが無である気がするし、何か希望があるような気がして。また、全くといっていいほどのエピソード回収はなし。ただし復活した人物がいたので、まだ続ける気はあるんだろうけど、著者ももう80代、時代もカムイ(階級闘争かあるいは神か)を不要としている気がする。 表面的には希望のない終わり方も、表面でしか生きれない我々にはちょうどいいのかもしれない。所詮我々の中で神は死んでる。苦しい時にしか神頼みしないし、そもそも神仏にはお願い事しかしなくて感謝もしないのだし。2019/02/13
fap
1
犬と猿と狼の話。 盛者必衰の理ということなのかな。 生存本能で生き足掻く動物と、 それ以外で生き様を決める人間との対比、と見るは穿ち過ぎか。 2020/09/06
kinoko-no
1
カムイ伝1部、外伝と読んで2部はこれで終了。これからの展開が読みたいのにー。面白くなってきたし、大好きな世界だけにちょっと不満。2011/11/03
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