ビッグコミックススペシャル<br> カムイ伝全集 第二部(7)

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ビッグコミックススペシャル
カムイ伝全集 第二部(7)

  • 著者名:白土三平【作】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2017/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091878724

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内容説明

▼第1章/野望〔四〕(別式女[べっしきめ]/海跡湖)▼第2章/佐倉十一万石〔一〕▼第3章/佐倉十一万石〔二〕(十文字霞くずし/再会)▼第4章/佐倉十一万石〔三〕(秋風)

●主な登場人物/宮城音弥(貧乏御家人の子から青山美濃守の小姓になった美少年)、カムイ(夙谷の非人から天才的忍者に。現在は抜忍として逃亡の日々)、草加竜之進(武家社会に疑問を持つ、元日置領次席家老の子。行きがかり上、笹一角を名乗る)
●あらすじ/閉門中の堀田正俊からの密書を持って、老中・阿部忠秋の屋敷を訪れた音弥とサブ(カムイ)。だが面会を断られたため、やむなく2人は屋敷で小火騒ぎを起こし、混乱にまぎれて侵入するという行動に出た。そして強引に忠秋と面会した音弥は、正俊が突然閉門になった理由と、急病で面会謝絶となった将軍についての状況を尋ねるが…[野望〔二〕(別式女)]。
●本巻の特徴/幕府の実権を握ろうとする酒井忠清の策謀により、絶対的窮地に陥った堀田正信、正俊の兄弟! 将軍・家綱もまた、床に伏してしまう。彼らを救い、忠清の野望を暴こうと立ち上がったのは、宮城音弥、柳生の高弟・木村助九郎、そしてカムイであった!!
●その他の登場人物/酒井忠清(老中筆頭。下馬将軍といわれる権力者)、堀田正俊(若いが剛直・聡明で、酒井の専横に憤る)、堀田上野介正信(佐倉11万石城主。正俊の兄。武辺一筋)、木村助九郎(柳生道場高弟。音弥の天分を見抜く)、徳川家綱(四代将軍。病弱)、松平伊豆守・阿部忠秋(ともに老中。先代からの幕府重臣)、中根正盛(前将軍直属隠密集団の首魁。幽仙と号して隠居を装う)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

3
カムイの活躍が本格化してきた。抜忍として追われるが、今回は強敵でカムイも瀕死の重傷を負う。音弥は将軍の傷心をいやすため、大奥に潜入しわざと将軍を怒らせる。音弥の心遣いに気づいた将軍は心身ともに回復する。非人から将軍まで最下層から最上級の身分まで描く劇画は本作くらいで、白土三平の思想が十二分に描かれる。正助と草加竜之進の目指す四民平等こそ白土が理想とする社会。今回は正助から熊沢蕃山にその理想を語らせる。カムイと追忍の息の詰まるような戦いもあれば、社会改革のような真面目な話も込められ、いよいよ終盤に近付く。2021/01/20

みさと

2
酒井忠清の奸計にはめられた徳川家綱は、心乱れて病の床に伏せる。家綱に正気を取り戻させるため音弥が単身男子禁制の大奥に乗り込む。家綱に音弥は言う、このおとしまえたっぷりつけてやろうと。一方、竜之進と行動を共にしていたカムイが、謎の追忍に追い詰められる。すべての技を封じられ、死の淵まで行くカムイ。しかし、なぜか敵はとどめを刺さず消える。己が運命の歯車が動き出しているのを感じるカムイは単身江戸へ。竜之進は日置大一揆を指導した正助とともに、干拓のための測量に励む。彼らが堀田家領地佐倉に入ったところで事件が起きる。2024/09/26

kinoko-no

0
第2部はあまり読むスピードが進まないのだけど、この巻は久々に即座に読み終えた。カムイと巨鯉の関係になんとも言いようのない気持ちに。一歩間違えば、あのような姿になったともいえるし、鯉が身代わりになったともいえるし。でも、それだけじゃなく心打ち震えた場面。2011/09/28

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