ビッグコミックススペシャル<br> カムイ伝全集 第二部(11)

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ビッグコミックススペシャル
カムイ伝全集 第二部(11)

  • 著者名:白土三平【作】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2017/12発売)
  • おトクな週末2日間!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~5/12)
  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091878762

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内容説明

▼第1章/歯ッ欠け〔一〕(喜太郎小屋)▼第2章/歯ッ欠け〔二〕(喜太郎小屋/隠山/土鬼/山師/狩り/死闘)

●主な登場人物/カムイ(夙谷の非人から天才的忍者に。現在は抜忍として逃亡の日々)、宮城音弥(貧乏御家人の子から青山美濃守の小姓になった美少年)、草加竜之進(武家社会に疑問を持つ、元日置領次席家老の子。行きがかり上、笹一角を名乗る)、正助(日置大一揆を指導した廉で舌を抜かれた元農民。庄左ヱ門と名を改め、土木測量に従事する黒鍬衆頭に)
●あらすじ/大場出羽守が、実子・ドド丸のために異国人から入手した子供用ラッパ。そのラッパを管理する役目を仰せつかった家臣の小堀伝兵衛だが、ある日、ラッパで遊んでいたドド丸が手放したすきに、カラスに取られてしまう事件が起きた。責任を取って伝兵衛は切腹し、長男はラッパを探しに当てもない旅へ出る。それから半年後、憔悴して行き倒れた彼を、谷地湯の湯番・喜太郎が助けるのだが…[歯ッ欠け〔一〕]。
●本巻の特徴/日置領・谷地湯。ここに一軒のさびれた湯宿がある。宿を管理する喜太郎は、歯ッ欠け率いる猿の群れを餌付けし、金塊を持って来させることに成功。ひそかに一攫千金を夢見る喜太郎のもとを、ある日、カムイとその甥・一太郎が訪れて…!?
●その他の登場人物/望月佐渡守(猿投沢城主。一万石だが酒井の陰の参謀で、権謀術数に長ける)、竹間沢(日置領竹間沢村庄屋)、一太郎(カムイの姉・ナナと正助の子。幼くして女忍サエサにさらわれ、殺し屋になるが、カムイに救われる)、苔丸(=スダレ。日置領内の百姓影組頭)、市兵衛(=市。港町・五代木の両替商・大文字屋番頭を称しているが、正体は不明)、アヤメ(竜之進の妻)、ナギラ(腕の良い猟師。十年来、白狼の毛皮を狙っている)、喜太郎(日置火山帯の鉱泉にある谷地湯で湯宿を営む男。猿を手なずけ、金塊を集めることに執心)、歯ッ欠け(日置領風鳴りの谷の猿群の中で、かつて実力第4位のボス猿。長耳に敗れ、その座を追われるも復帰を狙う)、ダルマ(第一ボス猿)、キズ(第二ボス猿だった)、チョンマゲ(はねっ返りの若猿だが、第二ボス猿に)、アバタ(第三ボス猿)、ハゲ(第四ボス猿だったが、下位に転落)、長耳(日置領内の谷地に住む猿群の新ボス猿)、白狼(日置一帯の狼群のボス。幼い頃にカムイと出会っている)、洋犬(巨大で獰猛な犬)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チョビ

5
動物含めた登場人物たち、全員どこへ向かってるんだ!本田博太郎の演技並みに複雑怪奇だぞ!カムイ、素顔がもはや読者サービスになってるぞ!…竜の字が捨てた故郷を守るものが勝つのか、襲うものが勝つのか…、謎の男はどう(おそらく)「漁父の利」を得るのか。後1巻でお終いって、マジすか、女っ気ほぼ0な巻です。2019/02/12

田中峰和

4
今回は竜之進・アヤメ夫妻の登場はない。かわりに猿の群れに焦点があてられる。次号完結を意識させる展開のようだ。湯治場主人喜太郎のもとに金鉱石を運ぶ猿歯ッ欠けは、負傷していた片手に義手を付けられ無敵の強さに。さらに喜太郎から奪ったラッパも武器として、やがて群れのボスになる。人間社会同様、他社にない武器を持ったものは強い。喜太郎の金は黄鉄鉱だったことが判明するが、彼を利用する佐渡の守は鉱山奉行に取り立てる。領地から金を産出する佐渡の守の陰謀の行方、そして酒井忠清とともに何をしようとしているのか。最終回が楽しみ。2021/03/16

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