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内容説明
▼第1章/谷地湯〔二〕(異変/佐渡守)▼第2章/佐渡守〔一〕(人質/人狩り/汲み取り/傷魂[きず]踊り/諍乱/五百棲[いらず]ヶ原)
●主な登場人物/錦丹波(幕府直轄地・日置領代官)、鞘香(丹波の娘)、稲富一心(丹波の片腕)、望月佐渡守(日置に接する猿投沢1万石城主。権謀術数に長けた野望の男)、水野十郎左ヱ門(無頼の旗本)、喜太郎(谷地湯の湯番)、歯ッカケ(日置で暮らす猿。以前はボス格だったが、今は離れ猿に)
●あらすじ/時折どこからか金塊を持ってくる離れ猿・歯ッカケを、秘かに餌付けしていた谷地湯の湯番・喜太郎。あるとき行き倒れの女を介抱し、その女も一緒に暮らすようになるが、時同じくして歯ッカケ以外の猿たちも小屋の周囲に住み着いてしまった。仕方なく喜太郎は別の場所に小屋を建て、餌場を移すのだが、ある日、猿たちが金塊を持ってくる現場を女に見られてしまい…[谷地湯(異変)]。
●本巻の特徴/猿山をめぐる話を経て、舞台は日置代官・錦丹波の周辺へ。丹波のお転婆な娘・鞘香が江戸から会いに来るが、途中で関所破りをしていたことが分かり、厳格な丹波は娘を牢に入れてしまう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
4
病の父親が年貢を納めるのが遅れたため、身代わりに鞭叩きを受け牢に入れられた娘加代とそれを助ける代官錦丹波の娘鞘香の友情が2巻のメインテーマ。支配されるものと支配するものの間に芽生えた友情はやがて女同士の恋物語になる。お転婆娘の鞘香には手を焼く丹波だが可愛くて仕方ない。借金のカタに身売りされた加代をまたも助けた鞘香は、やくざ集団から逃れ山に入り遭難。自然の厳しさの中で生き抜く力は、百姓の加代が上手で今度は鞘香を助ける。劇画とはいえ読者層が大人なので、二人のレズ場面はきっちりと描かれる。二人の運命はいかに。2020/11/04
みさと
3
猿投沢城主佐渡守はわずか一万国の小大名、しかし、内に秘めた野望と権謀術数は底知れぬ。その佐渡守と睨み合うのが天領となった日置領代官錦丹波。領民を締め上げ年貢を厳しく取り立てる鬼代官。ある日、若衆姿で男に化けた錦丹波の娘、鞘香が現れる。関所破りや刃傷沙汰を犯した鞘香を、錦丹波は罪人として獄につなぐ。鞘香は獄中で出会った百姓娘加代と親しくなる。獄は出たものの女衒に騙され売られた加代を助けるため、鞘香は人を斬って逃亡。二人は山中深くさまようことに。加代は鞘香に言う、山に迷ったと思うな獣になって山で生きるのだと。2024/09/17
チョビ
3
第1部の登場人物達の因縁の男とその周りの武士階級の中でも上流の、しかし根はヤバい連中が暗躍する中、第1部の主人公格のひとりが絡む。そしてその男達をひっかきまわす女性達の生き生きとした若者らしい友情がどうなるのだろうか…。うーむ、マンダム。2018/12/18
小川一輝
1
カムイ外伝の最後の方にも出てきたけれど、シスターフッド的な描写増えてきてこの人は何歩先を行くんやと唖然。2021/01/08
留々家
0
両替屋の市は赤目師匠なのかなぁ…2013/11/06
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