講談社学術文庫<br> 天皇の歴史1 神話から歴史へ

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講談社学術文庫
天皇の歴史1 神話から歴史へ

  • 著者名:大津透【著】
  • 価格 ¥1,375(本体¥1,250)
  • 講談社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784062924818

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内容説明

三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。

目次

はじめに
序章 「天皇の歴史」のために
第一章 卑弥呼と倭の五王
第二章 『日本書紀』『古事記』の伝える天皇
第三章 大和朝廷と天皇号の成立
第四章 律令国家の形成と天皇制
終章 天皇の役割と「日本」
学術文庫版のあとがき
参考文献
年表
天皇系図
歴代天皇表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

115
2010年刊行シリーズ10巻の文庫版1巻目 終章は刺激的でしたが、それまではやや読みづらさを感じました。制度の説明とか多かったからかな2025/01/18

Shoji

45
神武天皇から欠史八代、そして中央集権を成そうとするヤマト王権の時代を経て、律令性のもと国家の体が整い始める飛鳥時代までの天皇制の成り立ちについて書かれています。歴史時代以前のわが国の姿について、ある程度の知識を持った方でないと取っ付き難い本かもしれません。2019/11/12

∃.狂茶党

11
すでに、王権が動き出してからの記述しかなく、いかにして始まったかは推測でしかないが、多分世界中どこでも起きていたように、小さな集団が、ぶつかったり手を握ったりして、それらしきものが作られ、自己正当化の物語が編まれたのだろう。 かなり広範に検討されているのだが、専門的な話題も多く、かなり難しい本に思える。 情報量の多い文章が、わからないことをかたどっていく。 日本という国号が東の端を意味し、中華に阿るようなものであったとの考えは、非常に納得のいくもの。 小国のプライド防衛策なのかなと、おもったり。 2022/07/14

∃.狂茶党

9
再読。 以前読んだのはそんなに前でもないのだが、ほとんど覚えていない。 名前の読み方などが難しいのと、幅広く話題を拾っている割に、資料が少ないことなどから、具体的、確かなことが少なく、歴史の流れをイメージしづらいことも関係してると思われる。 この本に限ってかもしれないが東アジアの端であることは非常に重要。2025/06/21

chang_ume

4
大化前代が内容の中心。三種の神器といったレガリア(宝器)や神祇祭祀、そしてもちろん王統譜の分析から、「王」と「大夫」「国造」たちからなる王権=「大和朝廷」の具体像が復元されました。考古資料が記述の主体かなとも予期しましたが、あくまで記紀を主に置いた史料からの解釈に徹しています。古代王権論といった趣きで「天皇の歴史」のテーマに不足なしですが、考古学からの成果援用が少ない記述にどこまで説得力を加えられるか、相当な困難も覚えたところ。2018/01/10

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