内容説明
大人気陰陽師シリーズ、ついに完結の文庫化第九弾! 辰史と丑雄、二人は決着をつけるために、思念世界へ入った。もはや互いの心に親族としての情はない。あるのは、憎しみのみ。そして、比奈は辰史の代わりに自ら丑雄と戦うことを望み、太郎は二人の争いを止めるために奔走する。比奈と太郎の介入により、天才陰陽師と異能者に待ち受ける運命もまた、変化しようとしていた――最終話「黒塚」に加え、外伝2編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
40
家族であるから揉めたくない・いつまでも尊敬して欲しいとか・・跡取りだから傲慢でいいとか、色々思う事はあるけれど人として生きて行くなら泣き言も愚痴もあらねばバケモノでしょ。それとも凄いストィックか・・いやいや無関心が一番タチが悪いのでしょう。円満解決で完了。?比奈の実家高天へ比奈を娶りに行かねばあかんでしょ。白も黒も狐には変わらんて。やっぱり本は一気読みがスカッとします(#^^#)。続きを待っていると、待っている本の事も主人公の事も忘れてしまいますからねぇ。そのうちどっかに行っちゃって再購入となる(^^; 2019/07/02
mame_maki
6
★★★・・・とうとう決着が。誰もが人だった。天使だ辰季。2017/07/19
ううち
5
第9弾。完結。ラストは…従業員になっちゃったのがなんかちょっと解せない。 瑠璃也の立ち位置が謎でしたが、別の作品でわかるかな…?2023/06/13
ばんび
4
完結。2023/04/08
ぽてぽて
3
【図書館本】ついに最終巻です。10年、お互いに感情を蓄積させるには十分な期間。弟を辰の字のために殺されたと信じて疑わない丑雄と、辰を継承し、尊を盲信する辰史。お互いが思念世界の住人になることで初めて知る本当の真実もあるもので‥十間のバックボーンやちょこちょこ出てくる、脇役達は名前の割に把握する前に完結し、もう少し濃い設定なんだから活用してほしかった反面。あまりにも多いと纏まりがなくなるので納得せざるを得ない。けど最後まで十間と太郎ちゃん達の年齢がしっくりこなかったー。2014/12/23