アルファポリス文庫<br> 蛟堂報復録4

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アルファポリス文庫
蛟堂報復録4

  • ISBN:9784434168024

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内容説明

漢方薬局を兼ねた雑貨屋は表の顔。真の姿は……報復屋! 現代に生きる天才陰陽師・三輪辰史が、あなたの恨みをはらします。業を背負う覚悟と莫大な金があるのなら、その恨み、蛟堂に預けてみませんか……。大好評シリーズ第4弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

46
いつの間にか本と本が引き合うようだ。前回の「捨て猫という名前の猫」に登場する女性と今回登場した優香は同種。サロメの話は読んだことはあるが「かえる取りの女」は読んだ事が無い。辰史がどれだけの本の知識から罪人を暴いていくのか楽しみだ(作者さんの読書量が凄いのね)「自業自得・それを他人が噴る事は無い。」辰史が蛟堂店主でいられるのはそういうところを尊が認めたからだろう。表紙の辰史はとても素敵なのに、文章になった辰史は私の大嫌いな蛇を連想させる。いつになったら文章の辰史が好きになれるだろう。5巻が無いので6巻へ。 2019/06/29

ううち

20
“特別”への憧れがとても強い女子高生がサロメと絡むストーリーはとても印象的でした。もうひとつの『かえる取りの女』では先代とのお話がメイン。年相応な辰史さんが可愛らしい。2016/03/09

十六夜(いざよい)

13
蛟堂―表向きは江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。しかしその陰には、大金と引き換えに晴らせぬ恨みを引き受ける「報復屋」としての姿があった。自分は“特別な存在”と信じて疑わない女子高生。彼女が求めた、自らにふさわしい“特別”な相手とは?(『サロメ』)。金のためなら夫も娘も捨てる、非情で強欲な女が迎えた悲惨な結末(『かえる取りの女』)。報復にかかわる妖しく哀しい人間模様を描いた怪異物語。大人気陰陽師シリーズ、待望の文庫化第四弾。2021/02/15

紅羽

8
童話の持つ夢や憧れという砂糖菓子のような甘さは表面的なもので、そのコーティングを取ると、人間の隠し持つ残酷で苦いものが出てくる。多分それは教訓のようなものだとは思いますが、表面の部分しか知らない私にはとても興味深いものでした。これをきっかけにして、せめて表題になった物語でも読んでみたいと思いました。そういえば今回は辰史と比奈の絡みがあまりなかったな…。2014/05/31

えみちゃん

8
今回のお話は、自分は「特別な存在」と信じている女子高生優香が求めた特別な相手とは?・・「サロメ」  お金のためならば、夫はもちろんのこと娘をも見捨てる非情で強欲な女が迎えた悲惨な結末とは?・・「かえる取りの女」まず最初の「サロメ」恋に恋している女子高生と愛した男の首を望んだユダヤの王女サロメを重ねている。辰史さんの逆鱗に触れ、きつくお灸を据えられるがこれは仕方がないでしょう。2作目で辰史さんの尊敬する尊さんが初めて登場する。その元で、報復屋の仕事を修行する辰史と丑雄が若くて可愛らしいといったらダメ?2012/08/09

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