アルファポリス文庫 蛟堂報復録６

著者名：鈴木麻純【著】/かなみ凪【イラスト】

アルファポリス（2017/11発売）

• ISBN：9784434174698

内容説明

祖父から継いだ報復屋稼業を巡り対立している、辰史と丑雄。二人の仲を決定的に分かつ原因となった、祖父が受けた報復依頼とは……。子を思う親が引き起こした、あまりに悲しすぎる事件「安達ヶ原」他、計２編を収録。大好評天才陰陽師シリーズ第６弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

だんだん面白くなってきました。尊翁の報復と言うものに値する人物と言うか案件に、丑雄は情を絡める。報復堂にはどれが善でどれが悪かを識別しない。自業自得なれば報復は自分に返って来る。昔から・・本が記すように、因果応報の諸問題は妖しく哀しい程人に依って繰り返されてきた。尊翁のように辰史も人の業や罪から眼をそむけない生き方は非情であるようだが・・・丑雄のように生半可な憐れみは如何なものかと太郎さんは思うようになった・・のかな？。さて太郎さん、次回は・・？(#^^#)

2019/06/30

[ううち]

第6弾。宝石店強盗&新興宗教絡みのお話と、子ども絡みの安達ヶ原のお話。辰史と丑雄の過去の因縁？エピソードから太郎ちゃんが動き出した。保護者目線になってしまう。

2023/06/01

[えみちゃん]

今回は、連続する宝石店強盗の犯人から、蛟堂に報復の依頼が入る。依頼そのものが、怪しすぎるものだったが、過去に祖父の尊翁が受けたものと非常に似ていた。「罪人はだれか」高校生の頃の辰史がの精一杯虚勢を張ってる姿が可愛らしく（今の彼に怒られそう・・。）そして、尊翁を、心から崇拝している様子を垣間見ることができて、彼の新しい一面を見た感じ。今回の事件をきっかけに、辰史と丑雄の仲たがいにの原因に興味を持った太郎ちゃん。いままで、良く知りもしないで非難してたことに気づいた太郎ちゃんが、ちょっと大きく見えました。（笑）

2013/02/27

[mame_maki]

★★★・・・辰史と丑雄が袂をわかつきっかけの物語。これを知り太郎はどう動く。

2017/07/11

[み]

太郎くん成長の巻？この後どう彼が変わるのか？楽しみだけど、今までの彼が好きなので、ちと心配。

2013/04/05