内容説明
待ち望んでいたはずの結婚式を翌日に控え、ガブリエラは眠れぬままハンガーにかかった美しいウェディングドレスを見つめ続けていた。日が昇る前、とうとうガブリエラは決めた。やはりスティーヴンと結婚はできない。彼が私の過去を知ったら……。詫びの言葉だけの書き置きをスティーヴンの家の郵便受けに入れ、フェリーで英仏海峡を渡り、車でイタリアへ。湖水地方にいる幼なじみのパオロなら、忌まわしい記憶を忘れられずにいる私のこの苦しみをわかってくれるはず。だが、世界中に権勢を誇る実業家スティーヴンは、急遽結婚式をキャンセルしたあと、苦もなくガブリエラの居所を突き止め、険しい形相で追ってきた。■起伏に富んだ心理描写を得意とする往年の名作家、シャーロット・ラム。本作は、キリスト教の“七つの大罪”のひとつ――“憤怒”をテーマに描いた、ドラマティックな作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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重苦しさはなく読みやすかった。13才のレ○プ未遂事件のトラウマから男性の激しい感情に恐怖を感じているヒロイン。それまで軽いキスしかしなかったヒーローに安心していた所、挙式前日の突然のヒーローの欲望に恐れをなして逃げ出す。ヒーローがヒロインをとことん追いかけ嫉妬と欲望を露わにしながらも守ろうとするし、ヒロインが別れを告げても諦めず愛していると告げるヒーローが良い。ただ後半、ヒロインの幼馴染が活躍し過ぎ。ホテルでの騒動や結婚式の準備など幼馴染がお金で全部解決するのでなくヒーローにさせて欲しかった。→続く2019/03/15
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