内容説明
船宿に居候し、毎日を遊び暮らす謎の浪人・幸四郎。いっこうに働こうともせず、たまにふいと姿を消してしまう、まこと奇っ怪なお侍なのだが、その正体は、さる藩の大名……つまりは正真正銘のお殿さまなのであった。だがこの幸四郎、そのぼんやりした顔と怠惰な言動とは裏腹に、難事件の裏をぴたりと見抜く頭脳の持ち主。そして剣を取れば、目にもとまらぬ斬撃で悪党を叩きのめす、無類の遣い手であった。お供の浜吉、許嫁の千佳姫ばかりか、岡っ引きの貫太郎に掏摸のおりん、六助など、いつしか幸四郎のまわりにはおかしな連中が集まり、江戸を騒がす凶悪事件を、鮮やかな手並みで解決していく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
asky0084
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★★*2014/05/17
たーくん
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昼あんどんの殿様が、浪人姿で船宿で暮す。2010/02/23
カツオの満腹亭毒書
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前回読んだシリーズ3冊目。。。なぜか2冊目が見当たらず💦💦元もと短編で1話完結なの支障はない 今回の事件を鮮やかに解決をするだけど、許嫁の千佳姫の力をかりて大掛かりな仕掛けをする。また、姫の家臣も多い楽しみいっときの気ままな時間を過ごし、そんな破天荒な行動も好意的に受け入れるシーンもほっこりしたり 仲間となる、掏摸のおこん、六助が殿さまがいない事に寂しさを覚えるところもなんとも和むお話2024/04/05
Suzu
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殿さま浪人シリーズ第3弾。この幸四郎の藩は藩主がこんなで大丈夫なのか。第3話岡っ引き若さまのラストシーン。何じゃこの終わりかた。勝手にやってくれ。浜吉とおりんはいい感じだが、そもそも身分違いだしどうするの?そして次巻に進む。かもしれない。2019/11/08