内容説明
岡っ引きの完治が目をつけたのは、なにやら怪しげな侍……。みずからを幸四郎と名乗り、浪人の身なりとは裏腹に、のほほんとした顔には、どこか高貴な雰囲気すら漂わせている。この幸四郎、じつはさる藩の主で、まごうことなき本物のお殿さま。退屈な大名暮らしを嫌い、風変わりな事件の謎解きがなにより好きという、まこと変わった人物である。参勤交代により、やむなく国許に帰っていた幸四郎であったが、思い出すのは江戸市井での騒がしくも楽しい日々……。二年の月日が経ち、待ってましたとばかりに、幸四郎が江戸に舞い戻った！あの大人気シリーズが、よそおいも新たにふたたび開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マロ
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前シリーズは結局２巻までしか読まなかったけど、新シリーズと言うことでまた買ってしまった。「身分を隠して」ってのが好きなんだよなぁ。千佳姫がいないのが凄く残念。今後も登場しないのかなぁ。お殿さま復活、飛び出る亡霊、井戸の茶碗、取り違え姫。2013/12/31
Suzu
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殿さま浪人幸四郎シリーズ第9弾。参勤交代で国許に帰っていた幸四郎が江戸に戻ってきた。貫太郎は隠居し六助が縄張りを継ぎ親分となっていた。許嫁の千佳は医学を学びに長崎に行っている。おりんと浜吉は千秋屋で仲良く暮らしているよう。新たに女岡っ引のお美濃や浜吉の代役的な三佳、幸四郎の正体を暴こうとつけ狙う完治など新たなキャストで開幕。そして次巻に進む。2022/10/22
