内容説明
どこかとぼけた顔をした謎の侍、幸四郎。日々を遊び暮らし、自らを「殿さま浪人」などと称して、まこと自堕落な生活を送る不思議な男。かと思えば、ときどきふいっと姿をくらまし、周囲の者は呆れるばかり。しかしその正体は、れきとした藩の大名……つまりは正真正銘、本物のお殿さまなのである。この幸四郎、大名のくせに市井に興味を持ち、その明晰な頭脳とあざやかな剣さばきで、町方がもてあます難事件を次々に解決していく。お供の浜吉、許婚の千佳姫、掏摸のおりんに六助、そして岡っ引きの貫太郎……いつもの仲間のほかに、恨みを晴らす謎の殺し人までもが加わり、幸四郎の謎解きはますます冴えを見せる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rakim
3
殿さま目線だと見えないものも見えるのかしらん。殿さま以上に「跳んでる」千佳姫も痛快。楽しい！2010/12/08
ikyo_01
1
殿様、千佳さん今回も大暴れ。 おりんさんが少々大人しくなってしまったのがちょっと残念だけれども。 毎回楽しんで読んでいます。2009/12/03
すずめ
1
問題解決の為の大仕掛けがいつも楽しいシリーズ。雪うさぎ大会とか、女剣士大会とか楽しすぎる。2009/11/10
ふわぽん
0
サブタイトルにもなっている「雪うさぎ」が温かい気持ちになれる解決で読んでいて癒された。雪うざぎの目の色のつけかたも良い！2011/12/20
Suzu
0
殿さま浪人シリーズ第4弾。内容が全て尻切れとんぼのような感じ。第二話雪うさぎはこの結末でみんな幸せなのか？第三話女だらけの武道会も結局どうなったの？内輪で大騒ぎして終わりって印象。これは次巻に進むかはどうかなぁ？2020/01/07
