内容説明
船宿に居候する謎の浪人、幸四郎。どこかとぼけた風貌とは裏腹に、剣をとれば天下無双の遣い手。しかも、岡っ引きの貫太郎が持ち込む難事件を、奇想天外な策で次々に解決していく、風変わりなお侍であった。しかしてこの幸四郎、実はある藩の大名……武家暮らしに嫌気がさし市井に降りた、本物のお殿さまだったのである。ある日のこと、浅草の奥山をぶらぶらしていた幸四郎は、ひょんなことから得体の知れぬ浪人と出会う。凡太郎と名乗るこの男、勝負をして幸四郎が勝てば、なんと己を差し出すというのだが……。奇っ怪な浪人の謎、事件の鍵を握るまぼろしの女、母を亡くした子どもの不思議な能力……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ikyo_01
4
今回は何となくいつものような和気あいあいとした賑やかさはあまり感じられませんでした。浜ちゃんの人格も今一つ落ち着かず昔の方が愛嬌があったような、そして他の皆の居場所もストーリーの中に落ち着いていないような感じでちょっと残念。信之丞の出現といい山岡との距離といい、殿様もいつまでもこうしていられなくなる の? 一番最後のくだりにはほっとさせられました。2010/07/13
蕭白
0
楽しく読めました。二三ヶ月に1回くらい新作が読みたいです。2010/07/18
すずめ
0
山岡さんがレギュラー陣に加わって、世界が広がった感じ。その分レギュラーの各キャラは薄くなっているが。幸四郎が安穏としていられなくなりそうな、不穏な雰囲気は個人的に歓迎。2010/07/14
Suzu
0
殿さま浪人シリーズ第6弾。八丁堀同心の山岡周次郎が恨み晴らし人になったきっかけや恨み晴らし人の他の仲間や親方も出てきた。しかし恨み晴らし人という組織の全貌は不明のまま。そして虎という組織もまたよく分からず。そして次巻に進む。2021/01/17
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