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内容説明
【『家族になる』というのは、きっとずっと簡単で、もっとずっと難しい。】
岸辺志乃、高校生。17歳。唯一の肉親だった兄貴が死んで半年、「兄の嫁」である“希さん”との二人きりの生活も半年が経ちました。『他人だけど家族』──。そんな二人を描く、不可思議で、不器用で、そして少しだけ互いを知る、日常センシティブストーリー第2巻。
(C)2017 Kuzushiro
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろんぱぱ♪
45
夫の死、兄の死、理由や経緯がどうあれ急な死と喪失感を受け入れるのは難しい。志乃との暮らしで、しっかりしているような希を、律子が言います、我が強くて負けず嫌いと。希が自分の知らない世界に生きている事を知り、兄への自分の想いと希が寄り添う兄との思い出が、現実の希と志乃の気持ちとのギャップに戸惑せます。嫉妬?裏切られ感?少し切ない歪みが、これからのストーリーに影を落とします。2017/10/01
よっち
34
お兄さんは過労死だったことが明らかになった2巻。何というかほんとはもっと頼って欲しい希さんと、なかなか素直に甘えたり相談したりが苦手な志乃の手探りな距離感が、もどかしいというかとても気になるというか。特に志乃の希さんに対する複雑な思いが今後の展開にどう影響するのか気になりますねー。2017/03/14
ソラ
30
お互い少しずつ距離を近づけている中でのラストのあれがどう影響してくるのか…。周りの友人たちも魅力的。丁寧な作品だなぁと思う。2017/03/05
Aquarius
25
何とも言えないこの距離感と雰囲気、お互いがお互いを意識して気をつかって思いやりをもっているからこそ生まれる。慣れてしまうと忘れてしまうんだけど…。軽い感じで読めるけど考えさせられることもある。何気に先生の言葉が沁みる。絵も綺麗だし続きを。2017/04/09
わたー
23
★★★★★作中のふとした瞬間に二人が抱える哀しさを感じ、思わず涙が。1巻と変わらず、亡くなった兄の嫁と暮らす女子高生を主人公にした物語。二人っきりになってしまった彼女たちが、ちょっとずつ、ちょっとずつ関係を深めていく姿が堪らない。義姉を大切に思っているからこそ、自分が足枷になりたくない。義妹を大切に思っているからこそ、嫌われるかもしれない言動をしない。互いが互いを思いやるからこそ生まれる絶妙な雰囲気が素晴らしい。2017/03/17
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