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内容説明
【――上を向いて歩もう。】
岸辺希、小学校教員、25歳。夫が亡くなって1年が経った今も夫の妹、志乃ちゃんと暮らしています。なるべく後ろを向かないようにしながら。『他人だけど家族』――。そんな二人を描く、不可思議で、不器用で、そして少しだけ世界が広くなる、日常センシティブストーリー第11巻。
(C)2021 Kuzushiro
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
10
★★★★★希さんがずっと抱えていた想いの丈を吐き出す。他人なのに、彼を亡くした悲しみを一緒に分かち合える唯一の存在という、歪な関係性が表出してきたようで今回もまた胸が痛い。温泉旅行という初めての遠出イベントなどの、明るい描写もあるもののやはり冒頭のインパクトがいつまでも印象に残っている。2021/12/27
にぃと
9
希さんが心の闇を吐き出す場面の表情は迫真すぎてヤバい。ひとつ前に進んだけど、それだけなのが実に希さん この巻ではクライスメイトや周りの人達それぞれについてもフォーカス。志乃ちゃんから見ればみんないい人たちなんだけど当然それだけじゃなくて色々と想いを抱えてるんだということを痛感させられる。1コマ1コマのなんてことない表情に狙いがあるのか疑ってしまう。 志乃ちゃんも3年生になり、受験を意識する年頃に。それはつまり希さんからの独立を意識することにも。果たして志乃ちゃんの高校3年生がどうなるのか、楽しみにしたい。2021/12/31
niz001
4
やっべ、遂に終わりの時か!と思ったけど前巻で志乃ちゃんがちょっと吹っ切ってたのが生きてくる。明子さんもちょっとヤバそう。2022/11/25
幸音
4
亡くなった大志に対する溜め込んできた気持ちや本音を、ずっと姉として立ち振る舞ってきた希が志乃にぶつけた。どうなるんだろうとヒヤヒヤしながらこのシーン読んだ。「他人なのに」という言葉がなぜかぐさっと刺さった。律子主導で温泉旅行へ。今まで自宅や希の実家の描写はあったけど、2人が旅行するってなんだか感慨深い。ハイジさんが旅行に参加するのも意外だった。志乃が3年生になり、進路へ向けて動く。理系へ進学したくてと相談したら課題たくさん出した先生、希の先輩であるっぽいことは何か伏線?2021/12/29
Ume
3
11巻ですか。また1巻から読み返そうかな?新たな発見があるかも。2022/01/04