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内容説明
長き革命の一夜が過ぎ、祝祭の朝が訪れる。
パリの街は謝肉祭に沸き、コゼットとマリユスはついに結ばれ
幸せの絶頂にあった。
そんな中、最愛のコゼットの幸せを願うヴァルジャンは
一人暗闇へと身を引くのだった。
宿敵テナルディエによって全ての真実が明らかになる時、
数奇な運命をたどった哀れな男の物語は終幕へと向かう―――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
「正しく生きる」ことの難しさ。それは現代においても普遍のテーマです。この素晴らしい小説(こちらはコミカライズですが)が私たちに示すもの、それはやはり愛の力の強さではないでしょうか。何の見返りも求めず、差し出される無償の愛。燭台、行動、そして命までも差し出す愛のかたち。愛の力を知ることができなかった者こそ、本当のレミゼラブルなのだ…そう思いました。…BOOK WALKERにて購入。…熱波のせいでカメ二匹を喪った夜に。2025/07/26
daiyuuki
21
今巻でレ・ミゼラブル完結。重傷のマリウスを助けるバルジャンの奮闘。マリウスを見捨てれば、コゼットと二人で暮らせるという誘惑と戦いながら、コゼットとマリウスの未来のために奮闘するバルジャンの姿に心動かされ、協力しバルジャンを見逃すジャベルが刑務所の改善事項を提議していたり、映画では出てこないシーンも見所。バルジャンとテナルディエの対決、マリウスとコゼットの結婚、バルジャンの死、熱い感動と愛がつまった最終巻。2016/08/12
getsuki
11
コミカライズ版、完結。まさかジャヴェールに泣かされるとは……彼の矜持があの最期に繋がるのは切ない。ちゃんと原作も読もうと改めて思った。2016/07/21
へーた
10
映画とミュージカルは大好きなのですが、知らないことがいろいろ細々と書かれていて面白かったり不思議だったり。終盤は他の方の感想にも書かれていましたが、ちょっと駆け足だった印象。もっとじっくり、この濃厚な物語を味わいたかったです。近々原作にも挑戦してみるぞー!2019/04/20
ひかる
6
圧巻のラスト。ジャヴェールの決断が悲しいなあ。本人の意思ではないですが、テナルディエが良い仕事をする展開が意外でした。最後は安らかに旅立てたようで良かったです。2016/07/25