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内容説明
世界中で児童書、舞台、音楽、映像となり、様々な形で愛されてきた人間賛歌が、150年の時を越え、俊英・新井隆広の手により蘇る!!待望の第4巻配信!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
搾取され続ける後ろ盾のない孤児。学がなく純粋な人々…。これでもかとつきつけられる醜い人間の負の感情に圧倒されるのが「LES MISERABLES 」の側面の一つ。そしてその澱みがあるからこそ、清廉な人々がまぶしく映るのです。見開きで描写されたコゼットと孤高の獅子・ジャンバルジャンの出会いのシーンは美しかった。またマリウスと父、祖父との確執が丁寧に描かれており、純粋な青年が社会運動に傾倒していくまでの心の揺れが原作よりもわかりやすく受け止められました。おまけマンガのフランス人形の歴史、こ、怖かった…。2024/06/13
daiyuuki
9
ファンティーヌを救えなかったジャン・ヴァルジャンは、ティナルディエ夫妻の虐待からコゼットを救い出して、実の娘のように愛情を込めて育てる。執拗なジャベールの追跡を逃れ、修道院で暮らし始める。ずるがしこいティナルディエ夫妻と一歩も退かない駆け引きをしてコゼットを救い出すライオンのようなジャン・ヴァルジャンの誇り高い生き様。映画などであまり語られないマリウスの複雑な生い立ちも描かれ、ますます見逃せない展開になっています。2015/01/10
ひみーり
6
この漫画は本当に完成度が高い、人間の卑しさ又は本質が存分に発揮されていて、見るのが居た堪れない気持ちにさせてくれる、そこに現るジャン・ヴァルジャンは勇ましく神々しいライオンのようで、コゼットを救い出す、 見開きページを見たとき涙を流さずにはいられなかった。ジャンも愚かな卑しい側の人間だった、それを生まれ返させてくれた司教その根底あるものは信仰つまり宗教の力なのか、いや飛躍したかもしれない。最後ページで、ざまぁwと正直思ったが、また再びジャンとめぐり合えたとき彼は彼らを救うのだろうかそう願わざるを得ない。 2015/01/11
へーた
5
マリウスの成長の過程は初めて知ったので、興味深く読みました。アンジョにエポニーヌも登場!物語が加速していきます。2019/04/20
ひかる
5
相変わらず演出が上手くて惹きこまれます。コゼットがヴァルジャンに救われる一連の流れにほっとしました。マリウスのエピソードも印象的です。2015/01/17