出版社内容情報
鎖国の日本を震撼させた国家機密漏洩事件。シーボルト・スパイ説を立証した最高のミステリー。「本の雑誌」1992年度ベストワン
内容説明
シーボルトは果たしてスパイだったのか。江戸期の日本を震撼させた一大国家機密漏洩事件を、オランダに残されていた新発見の資料を綿密に読み込むことで完璧に解明し、さらには事件の奥に潜む政治抗争までも明らかにした歴史ノンフィクション。’92年度「本の雑誌」ベストワンに輝く、スリリングな傑作。
目次
第1章 蘇ったコレクション
第2章 若きシーボルト
第3章 ネットワーク
第4章 江戸参府
第5章 将軍謁見
第6章 秘密任務
第7章 北方の男たち
第8章 嵐の前の静けさ
第9章 水面下の攻防
第10章 シーボルト事件
第11章 将軍家のお庭番
第12章 奥の構図