NON NOVEL<br> 狼は泣かず - アダルト・ウルフガイ・シリーズ5

個数:1
紙書籍版価格
¥715
  • 電子書籍
  • Reader

NON NOVEL
狼は泣かず - アダルト・ウルフガイ・シリーズ5

  • 著者名:平井和正/生頼範義
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 祥伝社(2016/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396200251

ファイル: /

内容説明

最初に逢ったときから、犬神明の心を惹きつけた巨漢・大滝雷太。無口な、原始人の憂愁を逞しい顔にたたえた若き巨人はそのすばらしい巨躯に、不死身の活力を秘めていたのだ。心臓を銃弾でえぐられても、雷太の驚異的な生命力は、死を拒む。はたして雷太もまた犬神明と同じ血を引く不死身の狼人間なのか?その雷太が突如、失踪した…。人類の未来強奪の大陰謀にたたきつける、ウルフガイ怒りの咆哮!“アダルト・ウルフガイ”シリーズ第5作のノン・ノベル版、生頼範義の表紙画&挿絵で復刻!

目次

虎よ!虎よ!/狼は泣かず

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
久々の平井和正。読むのはこの25年で4~5回目かな。相変わらず読み始めるとクセになる文章。「虎よ!虎よ!」はいつも通り哀れな女を見捨てられない話。冒頭の街中で男が何かに切り刻まれていくシーンは秀逸。表題作の「狼は泣かず」は、不死身の巨漢、大滝雷太との出会いと別れ。瞑想で満月時の力を得られるようになったけど、この後くらいから色々と神がかってくるんだっけかな。2018/12/07

kadocks

3
中編二篇。 魔境に人狼戦線を挟む二作品なので、なかなか秀逸な出来。 今読むとウルフガイらしさが実は一番表れてるのかもしれないと感じた。両方ともに虚しい終わりではあるが、犬神明らしい。もう一冊読むかなぁ。初読が出版時だからもう40年超える。懐かしさだけで読むのは難しい作品群となりつつある。2022/04/18

エラリー

3
これまで月の運行に完全に左右されていた主人公の狼男だが、満月をイメージしながら精神集中することにより、いつでも満月期の能力を発揮できるようになった。うーん、これはどうかな。2016/08/24

洪七公

2
既読本1982/09/11

beachtimelong98

2
もはやアダルトウルフガイシリーズは細切れになってしまって同名の文庫版は存在しない。「虎よ!虎よ!」と「狼は泣かず」の二中編が収録された中編集。どちらもウルフガイ犬神明と関わりあいになった登場人物の行く末を描いた作品。まあどうあっても彼と関わりあいになった人物が幸福になるはずもないのだが。あとがきにあったようにこの二作の間に長編「人狼戦線」があって著者には大きな心境の変化があったようなのだが、正直私にはよく分からなかった。2019/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/417449
  • ご注意事項