内容説明
秋も過ぎゆく春寿堂。あやかしの集う和菓子屋さんに、またもや珍客が訪れた。名月の許嫁を自称する女性・紅葉は、第六天魔王の化身という厄介な存在で!? 紅葉が強引に迫る縁に対抗するため、名月の奔走が始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
25
さくさくと♪イチオシのあずきさんは、ほどほどの出番でしたが冤罪は、彼女の場合はしょうがないかも^^;あと1作のようですが、モテモテのまま終わるのかな?2018/02/18
すみの
23
なぜか先に貸出となり読んでしまった第5作。今作は『名月、ヅカ系美女に惚れられるの巻』だった。実はこの美女が第六天魔王とは…名月はどんどんいろんな方と縁を結んでいきますね。しかし和菓子屋さんだけに美味しそうで毎回食べたくなります。第3作、第4作をとばしたけれどちょうど内容はお月見の頃のお話で運が良かったのかも。月見だんごも関東、関西で違うのですね。名月の解決の仕方にますます面白さを感じ、まだまだ続いてほしいと願う作品。2016/09/19
よっしー
18
今回は名月の婚約者が登場!! 師匠をはじめ、かなり癖の強い人物が多いですが、自称婚約者さんも中々でしたね。ミュージカル調で話が進むとか、普通に笑いそうな展開ですが、それを突っ込みだけで済ませるとは…。あずきとのコラボが楽しかったので、また見てみたいものです。にしても、名月の紡ぐ縁がどんどん凄くなってきますね。一体どこに落ち着くのやら。2021/11/30
ううち
15
第5弾。名月くんがモテモテでしたが、それぞれの理想の名月くんが面白かったです。一部ミュージカル仕立て?な、ところに戸惑いましたが、シリーズものだからこんな巻もアリかな。今回はオロローンと泣くでアリマスが可愛くて、あずきちゃんに驚いた。関西の月見団子が気になります。食べてみたい。2017/03/24
onasu
13
幽遊菓庵の5巻目。和菓子屋を綴った作品は数あれど、高野山を舞台に、人外の者が店主とは類例がないが、その両者(高野山には行ったことはなく、人外の者にも会ったことないが…)の親和性はよく、突飛な話しも無理なく受け入れられる。読むのが1年空いたので、中盤まではちと入り込み辛かったが…。 でも一旦馴染めば、弟子入りした名月が高野山の街を歩けば、独特な街の雰囲気が感じられて好印象。ただ、今回は六道云々とか摩訶不思議が多めで、その辺りはちと好みとしては過ぎたるか。 雰囲気は好きな作品なんで、残り二冊も何れ。2022/09/28