内容説明
あやかしが訪れる和菓子屋さん『春寿堂』の何気ない日常を抄録。名月や玉藻、あずきが結ぶ、小さな“ご縁”の行く末は? 桜羊羹、草餅、柿菓子、雪饅頭――四季折々の和菓子作りと、あやかし語りをご賞味ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
48
あずきちゃん大活躍の番外編。名月の受験勉強風景が楽しい。柿の木の精と深窓の令嬢の物語はこのシリーズとも思えない程美しい物語。どのキャラも魅力的だったけどあずきや犬飼が好きだなあ。ってこの二人は二大役立たずキャラだね、2023/04/14
よっしー
24
これが本当の最終巻。まさかのあずきが主人公となって話が進みましたが…こうしてみるとただの役立たず(失礼ですが)では無かったのですね。甘えられる環境だからこそ、無知な振りをしていた?あずき、知らないけど。という言葉の裏では色々考えていたのかも知れませんね(笑 名月は文句を言いつつも玉藻と共にお菓子作りをしながら、また新たな縁を結んでいくのでしょうね。楽しいシリーズでした。2021/12/21
み
24
あずきさんイチオシのあたしには、本編よか面白かったぁ♪あずきさんは、省エネタイプの式神だったような。2018/02/28
ううち
13
最終巻を飛ばして読んでしまった。名月くんを取り囲む人(?)たち目線の外伝。あずきが活躍する柿の木の精の話がお気に入り。2017/05/28
すみの
12
番外編。あずきメインになる話。大団円になるように、あずきも一応考えていたのだとわかり、さすが式神。2017/06/13