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内容説明
新たな人外×少女の物語、始まる――。分かたれる世界でも、繋がり合う心。 昔々、遠く遥けき地に二つの国ありて――。触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜――その深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
99
朝と夜、光と闇、内と外…呪われた異形の者が棲む外つ国と、人間が住む内の国、断絶されたはずの二つの国の狭間に佇む、少女シーヴァと、先生と呼ばれる人為らざる者、ふたりの異類交流譚。不気味な人外と愛らしい少女との暮らしの中で謎が散りばめられ、白と黒の世界の静謐さの中に只ならぬ不穏な空気感をまとっていて目が離せません。シーヴァを大切に思い、守る先生の温かさにこのままふたりの暮らしが穏やかに続けば良いのに、と願うも…。ふたりの美しく静かな御伽噺の今後がどうなるのか、はらはらと続きが待ち遠しいです。2016/03/22
吉田あや
91
「外の者に出遭ったら絶対に触らないで」.....それはね、呪われるからよ。普通の人が住まう<内つ国>と、呪われた者が住まう<外つ国>。呪われた者として生きる「せんせ」と、人間でありながら呪われた者と外つ国で過ごし、いつの日かおばさんが迎えに来てくれると信じている無垢な少女「シーヴァ」は森の中で触れ合えずとも穏やかで優しい愛情で繋がっている。とてもとても静謐でゆっくりと流れる幻想的な世界に切なくも癒される。シーヴァに忍び寄る黒い影、シーヴァの広く輝くような光が導く先が楽しみ。2017/11/27
英知@マンガ専用
87
触れると呪われるという異形の者が棲まう「外」と人間が住まう「内」で分かれた世界で、「外」で共に生活をする、人間の少女・シーヴァと少女から「せんせ」と呼ばれる異形の者の物語。本来なら交わることのない2人だけれど、シーヴァはせんせを慕い、せんせもまたシーヴァのことを大切に想っている。絵もお話の雰囲気も素晴らしく、まるでモノクロの絵本のよう。ダークなのに、シーヴァとせんせの2人に和みます。2巻も楽しみ♪そういえば、私が購入した店舗ではペーパーで表紙が隠されてて残念だった!まぁペーパーも素敵だったから許すけど!2016/03/12
澤水月
69
黒々とした描線にひときわ無垢で明るく白い少女。ネット都市伝説トールマンと少女の写真も彷彿。人外ダークファンタジー、続き気になる2016/04/06
くりり
52
献本75/88。外つ国、おとぎ話風のヤバい話2018/05/09