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内容説明
羽柴(はしば)×織田(おだ)×徳川(とくがわ)――長き合戦の結末は!? 日ノ本の大半を巻き込んだ小牧長久手の合戦は、羽柴秀吉(ひでよし)と徳川家康(いえやす)の未来を決する戦いでもあった……。乱世の終焉が迫る中、信長(のぶなが)の死を超え、新たなる世を創る“天下人”の誕生は近い――!! 時代に立ち向かう戦国大名達、その中で仙石権兵衛秀久(せんごく・ごんべえ・ひでひさ)はいかなる夢を抱くのか……!? 英雄と民衆の織りなす戦国叙事詩『センゴク』第三部、堂々完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またおやぢ
11
長久手の戦いが終了し、歴史は政のステージに移行しはじめる。そんな状況の中、アウトサイダー然としてきた主人公権兵衛はこれからどうするのだろうか?15巻にて『センゴク一統記』終了。さても長い連載となったものだ。2016/03/04
TOSHI
6
備中高松城攻め~本能寺の変を経て賤ヶ岳の合戦、小牧長久手の合戦まで。権兵衛は順調に出世して大名になりました。立場変われば人変わるというが、権力者らしく変わっていく秀吉と、大名となったわりに変わらない権兵衛の対比が面白い。この違いが今後の物語に関わってくるのかな。それぞれの武将を魅力的に描いているが、第三部のなかでは柴田勝家の最後が印象的だったなぁ。2016/04/03
シマウマヒツジサイ
6
恒興がかっこよかった。そして、なぜ小牧長久手の戦が和平で終わったのか、なるほど納得な解釈がされていて、楽しめた。天下人秀吉の弱点も明らかになってきて、ついに新章へ。2016/03/19
Yanabod
6
一統記を飾るのが池田恒興というのも意外ではあるが、古き時代の武将の最期と考えると納得。小牧・長久手の戦いも終わりを迎え、ついに秀吉も権力者の道を歩むが、徐々に信長同様権力者としての影を背負うように。これがゴンベエにどう影響するか。2016/03/05
伏雛
5
恒興討死。輝政に家督を継がせた判断は後々の池田・森家の繁栄に繋がっていく…。合戦ではなく政が重要になってくる世の中で第三部完。2016/03/06