内容説明
旗本・御家人の救済のために借金を棒引きにする棄捐令を出す。それによって困窮する札差を支援するため幕府が金を下す――。貸し下げ金二万両の差配をした結城屋三津五郎に柚木源九郎は不審をいだいていた。上州の侠客・国定忠次との関わりも疑われた。武士の矜持を失った直参を相手に、結城屋が画策した謀とは……。般若同心が正義の十手で、大きな闇に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
119
般若同心と変化小僧「武士の矜持」10巻。やっと後半に般若同心と変化小僧の活躍が、やはり以前の般若同心と変化小僧に物足りなさを感じるが次巻があるのかな?2015/10/09
Tatsuhito Matsuzaki
12
般若同心と変化小僧シリーズ第十作。 貧困ゆえに辻斬りに手を染める者、旗本株を売り渡す者。 一方で、貧しき中でも志を持って生き抜く者。 武士であってもなくても矜持(プライド)を持って生きる事は大切ですね。 本作では、般若同心と変化小僧にまつわる長年の問題が解決に向かうとともに、幕末に向かう時代の中で、古き者が去り新しき者が登場する、まさに転換点とも云える内容でした。 #国定忠次 #勝麟太郎 #高野長英2022/04/15
犀門
2
No.138★★★☆☆むむっ、今回は分かりにくかったぞ。次巻はどうだ?。2020/11/09